先にside O♡をお読みください⬇️
☆*:.。. o(≧side N≦)o .。.:*☆
(和)
季節外れの嵐が大阪を襲い
僕は淀川沿のアパートまで
豪雨の中をキッチンカーで送って貰った。
よしえ「あれ?真っ暗やね・・・」
あれ?ほんまや・・・
大ちゃんの軽トラもないし
僕の「送ってもらいます」LINEにも
既読が付いていない。
よしえ「和くん、私ここで待ってるから
部屋の中見てき」
和「はい」
・・・大ちゃん・・・どこ?
大ちゃんはまだ帰ってなかった。
雨の中、僕がひとりで降りていくと
よしえ「乗って。
智の現場まで見に行こう」
今日の現場、何処やろか・・・
確か梅田か中崎町のあたりやと思うけど
とりあえず親方の家を目指した。
叩きつけるように降る雨は
容赦なく低い土地に流れ込む。
しばらくして
僕らの住むアパートら辺は
どうやら冠水してしもたらしく
国道の案内掲示板に
淀川一帯危険⚠️とお知らせが出た。
なんとか辿り着いた工務店。
よしえさんとふたり
親方の家の居間に通されて驚いた。
智「あれぇ?・・・和と・・・母ちゃん」
よしえ「ちょっと!」
デロンデロンに酔った大ちゃんは
赤い顔をして半分目を閉じていた。
その隣には大の字になってイビキをかく
親方に・・・兄弟子さん達。
僕らは親方の奥さまに
何度も何度も頭を下げて
片付けも手分けして手伝って
それから大ちゃんを連れて帰った。
よしえ「ちょっと!智!!
いつもそんな飲み方してるん?」
和「いえ、そんなことはありません」
僕の肩にもたれてスヤスヤ眠ってるから
代わりに答えたんやけど・・・
よしえ「アパートは川の横やから
今晩は箕面に泊まってもらいますよ」
よしえさんはプリプリ怒りながらも
やっぱりお母さんや。
とても優しい。
よしえ「明日、送ってやらんとあかん」
・・・軽トラ、置いてきたもんな・・・
大ちゃんが完全に僕の膝を枕にして
スヤスヤ眠っているのが
なんとも可愛かった。
いつもと完全に逆やけれど
こんな嵐の夜に無事でいられるのは
ありがたいことや。
幸いにも新御堂筋は冠水してなくて
箕面は大阪府内でも山の方やから・・
それでもキッチンカーを駐車すると
心配してはったんやろな・・・
お父さんが傘をさして迎えに来はった。
智父「お!和くんやないか。智も」
嬉しそうに出迎えてくれはる。
和「こんばんは」
よしえ「この雨やから連れてきました。
あんた、これ運んでちょうだい」
お父さんは荷物を持たされて
智父「和くん。ひとりで行ける?」
和「大丈夫です」
大ちゃんの肩を下から支えて
よしえさんに傘を差してもろて
なんとか家の中に入れた。
よしえ「こんなに酔って。
もう玄関で寝てもらいましょか」
和「大ちゃん。大ちゃん」
すぴーすぴーと気持ち良さそう。
だけど玄関にひとりで置いていけない。
だって・・・愛しいんやもん。
和「大ちゃん、階段、昇れる?」
智「和ぅ・・・和ぅ・・・」
僕らはゆっくりと階段を昇った。
下からよしえさんに呼ばれたけれど
もうそのままお布団にダイブして
大ちゃんの全体重を受け止めたん。
とても降りていけそうにない。
まぁ・・・ええか・・・
爪からもお酒の匂いがする。
拭いてあげたいけれど・・・
智「和ぅ・・・和ぅ・・・」
甘えてるから・・・
このままで・・・
大ちゃんからお酒の匂いのするキスを
顔中に貰った。
お髭がチクチクする。
蒸せ返るような男の匂いにクラクラする。
リモコンに手を伸ばして
なんとか除湿を付けさせてもらった。
酔ってるくせに
硬い立派なそこを押し付けられて
すごい力で犯されていく・・・
智「和ぅ・・・和ぅ・・・」
今晩の智は完全にお猿さんや。
甘えながらも野獣のように激しい。
和「・・・っは・・・智・・・ぁ・・・」
自分の体臭と大ちゃんの匂いが混ざって
それだけでもえらいことやのに
アルコールの息に酔ってしまう。
僕の肌のあちこちは唾液でベトベトで
やがてふたりの腰回りも大洪水になった。
夜中になって
喉が渇いたという大ちゃんの為に
お水を取りに降りていくと・・・
テーブルの上に
よしえさんのおにぎりがあった。
その横には胃腸薬。
すっかり酔いのさめた大ちゃんが
智「母ちゃん、怒ってた?」
と、すまなそうに訊くから
和「朝、送ってくれるんやて」
そういうと
あちゃーと顔を覆っていた。
智「んめ」
おむすびを頬張る。
僕も一緒に食べて
そしてふたりでお風呂に入った。
滝のような雨は窓に滴り
雷がいくつもいくつも
この家の上を通り過ぎていくけれど
僕は大ちゃんの胸に甘えて
嵐の中・・・幸せな眠りに就いた。
