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私が小学校にあがる前まで、我が家には「風呂」がなかった
週に1〜2回は、近所の伯母の家に
貰い湯をしていた
貰い湯:よその家の風呂に入れてもらう事
あとは、アパートの共同風呂に入った
共同風呂:アパートの一角に風呂が一つあり
住人が交代で入る
父は、共同風呂が嫌いで、たまに私をカブの後ろに乗せ、近くの銭湯に行った
カブ:小型オートバイ
そこそこ貧乏な我が家
母は銭湯には行かなかった
それでも、カブの後ろにまたがる小さな子供が心配で、いつも見送りはしていた
「しっかり、つかまっとくんよ」
私は銭湯が好きだった。
当たり前だが、広くて気持ちがいい!
風呂上がりに いつも父は、瓶に入った珈琲牛乳を2本買い、1本を私にくれた。
1本は自分が飲み、毎度
「風呂上がりのこれが美味いんよ!」
と言った。
そう
本当に美味しかった。
