
門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし)四代目松本金太郎初舞台
久々にやってきました歌舞伎座です。新年度の体調不良のために、なんとこの私が二ヵ月ぶりの歌舞伎座になってしまいました。
初日に歌舞伎座に行く理由は当然、染五郎の息子、斎(いつき)君の息子が松本金太郎を襲名すること。
ロビーには高麗屋の奥さん、若奥さんはじめ、萬屋一門の若い歌舞伎役者、スーツ姿の錦之介さんの姿もある。華やかを通り越してきらびやか。
この狂言は連獅子をこの襲名のために書き直した特別バージョン。親子三代にわたって舞台に立ち、連獅子の髪をふるたぁ縁起が良い。観客の視線は豆高麗の金太郎に釘付け。時々視界に入る染五郎、幸四郎はもはや脇役以外の何者でもない。
所作の醸す艶も息も愛らしさも、今日はみんなマメ高麗のものだ。
後見の松本錦吾さんも
「まつもときんたろーです。よろしくおねぇがい、しみゃっ!」
と頭を下げた金太郎の挨拶に腹筋を震えさせて笑いを堪えていました。きっとここに来るまで一門をまとめる様々なご苦労もあったことでしょう。
そんな一門の思いも感じつつ、終始、頬の緩ませられた金太郎の襲名でした。
私の気持ちも一気に解放されて、肩や心のしこりは程よくほぐされました。
やっぱり歌舞伎は良い!