おっちゃん | トンちゃんの芽吹きやなぎ

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私(トンちゃん)時々知的障害者の息子、愛猫うめ(梅)、さくらの話などをエッセイっ風に書いています。

太郎兵衛です。


こんにちは。


今年は 新年早々 突然の叔父の死で バタバタとした 太郎兵衛家。



少し叔父の話をすると…。


四十数年前仕事先で大けがをした後 人間が変わったおっちゃんでした。


それまでは 真面目を絵に描いたおっちゃんでした。 


それが 大けがを機に  何かが変わった おっちゃん。


大けがの治療で病院の帰り パチンコ店に入ったのが切っ掛けとなり


パチンコにのめり込み 家族も顧みず…。


俺は おっちゃんの真面目な頃を知りますが 二人の子供は記憶にありません。


自分が働いた金はパチンコ 母親が働いた金も盗みパチンコ 


どうしょうもない父親。


身内の者が注意をしても 大けがをしたことがない人間には分からない


自分の心など分かって貰えない…。


誰もが 遠ざかるようになりました。


そして 死は突然家族の者から告げられました。



死ぬ1ヶ月前 入院していたにも関わらず…。


勝手に病院を抜け出し 医師や看護師さん家族を巻き込み


何処かで倒れたのではないか 心配をし 探しまくり


まさかの パチンコ店で発見 家族は呆れるしかなく


家族は 医師と看護師に平謝り。


病院では…。 


多くの患者さんの中には このような方もいます。


病院内ではそれほどとがめられたりはしなかったらしいのですが


本人は居づらかったようで 転院するといいだし 


身体の保証はしませんよと 無理矢理本人 転院。



転院先の病院でも…。


1月7日に手術と決まっていたにも関わらず 正月だから家に帰りたい


辛抱して下さい 命の保証はしませんよの忠告も聞かず 帰宅。


1日の夜から急変し 還らぬ人となった。 



火葬場で


父のことをいいように思っていなかった 娘の ひとすじの涙を見たとき


それでも 家族だったのだと…。


もう一度生まれ変われることが出来るのなら 大けがをすることなく


家族が憎しみあうこともなく 平和であったときの人生を歩んで欲しい


と 思うのは 周りの人間だけなのか?



最後の最後まで…。


普通なら 酒好き 煙草好き 好きな物を 我慢せねばならないことが多いなか


おっちゃんはパチンコ店に行き 我が儘かどうかは分からないが


医師や看護師や家族にも自分の意志を通した おっちゃん。


おっちゃんは おっちゃんらしく  皆の記憶に残る


正月に 逝ったのかも知れない。



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