わかると、そこで終わり。
昨日のMさんの記事でね。
自分流の確立には、自分そのものを語らないと。
つい自分を語りたくなるけどね。
そもそも語れる「自分」があるのか?
わかっているのか?
あなたは、自己紹介で何を話します?
名前、年齢、職業、居住地・・・。
すべて属性。
共通項をつくるという意味ではアリ。
けど、属性は変化します。
あなたの本質ではありません。
自分で自覚している自分?
「せっかちですが、先の段取りが得意です。」
「マイペースですが、細かい作業をコツコツと続けられます。」
「雑誌の編集を10年以上やってますので、文章は得意です。」
「へえー、そうなんだ。」ってかんじじゃない?
これも話題のネタとしてはアリ。
体験に基づいた要素は、まだ説得力があるね。
でも、一瞬で相手の興味を引くほどではありません。
他人からの評価?
「野球部の主将で、責任感があるって言われます。」
「10年以上無遅刻無欠勤で、真面目だねって言われます。」
「よく幹事を任されて、頼り甲斐があるって言われます。」
「ほんとかな」って思わない?
自己紹介って、自己PRだよね。
けど、対象を「自分」にするとね。
相手からは「ふーん」でスルーされがち。
毎年4月、新年度の全体職員会議があってね。
異動や新卒でメンバーが入れ替わるから、自己紹介があるの。
40人ぐらいいるから、ひと言ずつ。
最近の私は、これ。
「本業が鍼灸師ですので、肩が凝ったら声をかけてください。」
「あなたにできること」を言うの。
これ、職員室ではウケがいい。
どの先生も肩凝ってるからね(笑)
当然、マッサージしながら、話ができます。
生徒の情報も交換できるし。
頼みゴトもできるし。
「『職員室のエレキバン』と覚えてください。」
口コミしやすいキャッチコピーがあれば、なおイイね。
自己紹介の時点ではね。
谷田学がどんな人間か?
こちらから熱く語る必要はありません。
語りたくなるけどね(笑)
相手から訊かれたことだけ、答えればいい。
関心を持ってくれてるんだから、伝わります。
「どちらで開業されてるんですか?」
「最近、腰も痛いんですが。」
「パソコン作業で目が疲れるんです。」
自己紹介の目的って、相手に関心を持ってもらうことだよね。
関心の現れって、「質問をもらう」こと。
だとしたら、自分ができることだけ、伝えればよくない?
誰も相手の話なんて聴きたくないよね。
私にとって、どういう関係になる人なのか、だよね。
「できる」ことが思いつかなければね。
「したい」ことを伝えればいいんじゃない?
「生徒から質問が出る『教えない授業』にチャレンジしています。」
より具体的で数字も入れば、なおいいよね。
自分を伝えるのに、自分を語らない。
だって、自分で自分のこと、よくわかんないもんね。
これまで、「わからない」ことが落ち着かなくてね。
「この歳になっても、自分は何者かを語れないのか。」
って、得意の自分責めが始まるところでした(笑)
「わからない」をそのままに。
これでよかったんだなって。
はい、何度も登場、こちらの本。
『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』
帚木蓬生(ははきぎ ほうせい) 朝日選書
> ヒトの脳には「分かろう」とする生物としての方向性が備わっている
> 「分かる」ための究極の形がマニュアル化です。
> マニュアルがあれば、その場に展開する事象は
> 「分かった」ものとして片付けられ、対処法も定まります。
> ヒトの脳が悩まなくてもすむように、
> マニュアルは考案されていると言えます。
> ここには大きな落とし穴があります。
> 「分かった」つもりの理解が、ごく低い次元にとどまってしまい、
> より高い次元まで発展しないのです。
> 意味を求めない抽象画や音楽の世界と似ています。
> もっと深い人間の奥底に到達するには、
> 表層的な意味を拒否するしかないのです。
> ネガティブ・ケイパビリティは拙速な理解ではなく、
> 謎を謎として興味を抱いたまま、宙ぶらりんの、
> どうしようもない状態を耐えぬく力です。
> その先には必ず発展的な深い理解が待ち受けていると確信して、
> 耐えていく持続力を生み出すのです。
「わからない」ってことは、脳にストレス。
すぐに答えを欲しくなるけどね。
答えを見つけたら、そこで安心しちゃってね。
それ以上、深く観ようとしないの。
だって、ストレスだから。
答えが出ない宙ぶらりんから逃げたくなるとね。
思考で理解してケリをつけたくなります。
「分かったつもり」になれて、脳はひと安心。
けど、浅い観方で止まってしまいます。
思考にとっては、苦痛な「わからないまま」。
この宙ぶらりんを楽しむにはね。
思考が働けない状態にすればいい。
感覚を主役にすればね。
この宙ぶらりんは、何の苦痛でもありません。
むしろ、ボーッとして心地よい。
瞑想でも、ヨガでも、マインドフルネスでも。
感覚が主役になるものなら、何でもOK。
ご自分に合うものをどうぞ。
オススメは、こちら。
ひたすら問いだけに集中する。
答えを求めちゃダメ。
問いに意識を集中するのはね。
答えを求めることが目的ではありません。
意識を一点に集中することによってね。
思考に費やすエネルギーをなくすため。
思考は供給源を絶たれ、「何も考えられない」に。
今日の事例なら、
「私は何者?」
と問いに意識を集中します。
ただ、問うだけでなくてね。
意識の集中度を増していくの。
エネルギーの凝縮、内燃。
増していかないとね。
集中力がすぐに切れて、思考がしゃしゃり出ます。
常に問い続けないとイケないの?
いえいえ、その時の身体感覚を覚えてください。
以後、問わなくても感覚だけを再現してください。
ただ、「あの時の感覚を再現する」と決めるだけ。
あとはボーッとしてゆだねておけば、勝手に再現してくれます。
アタマではわからなくても、カラダが覚えてます。
問いに集中してるとね。
答えが浮かんでくることもあります。
その時はありがたく頂いておきましょう(笑)
ただ、くれぐれも答えを求めないでね。
求めだしたら、思考が働きだしてるからね。
さらに、問いへの集中度を増してください。
はい、まとめますね。
・自己紹介では、相手に「できること」を伝える。
・自分を「わからない」ままにして、未知の自分を楽しむ。
・「わからない」を受け容れるには、ひたすら問いに集中する。
「わかる」は、「飽きる」の始まり。
「わからない」ままで「観じる」のが心地よいよ。
これ、また深めてシェアしますね。
では、また明日~。
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