憑き物が取れたように
心がすっきりしている。
もう大丈夫だと思いたいが、
明日にはまた沈んでいるかも
しれないとも思う。
自分の気持ちがこれほど
定まらないものだなんて
ずっと以前の幸せな時には
わからなかった。
ただ今はもうクマオのことを
責める気にはなれない。
どんなに責めても
その責め言葉に反射して返ってくる
言葉に癒しの力はない。
できれば何事もなかったように
忘却の彼方に飛んでいけばいいのに
と思う。
「許す」とか「許さない」とかで
言うなら、
とっくに許しているのだ。
ただその許す心と
傷ついた心が共存しているだけ。
ある方がこんな言葉を送って
くださった。
私はクマオの罪を
「許した」とかではなく、
「一緒に背負っていく」のかなと。
ハッとした。
「許す」否「許さない」
選択肢はこれだけではないということに
気づかされた。
クマオは昨晩も泣いた。
安い涙であることは
承知の上だが、
流れる涙は真実だと思いたい。
