小さな箱を開けるのに
苦労した。
テープがなかなかはがれない。
イラちな私は
カッターを出して
テープをカットしたら
あろうことか
手のひらも切ってしまった。
やってしまった。
みるみるうちに血が流れだした。
珍しくパニくって
ティッシュティッシュと
部屋をウロウロした。
なかなか止まってくれない血を
見ながら、
クマオに言ったら
何て言うだろうと思った。
今までだったら
心配して大騒ぎするから
めんどくさいなって思っていたけど
今回はちょっと心配してほしいかも
なんて思った。
だけど
案外傷は浅くて
これは心配などには至らない。
結局、
私の思いって
何があっても
何が起こっても
クマオへと向いている。
洗面ボールの水が
周りながら排水口に吸い込まれて
いくように、
私の気持ちもクマオへと流れる。
好きだから?
多少それもあるだろうけど
そればかりではないような。
これってただの
慣性の法則ってやつなのか
コリオリの力とかっていうやつ?
何かもうそんな感じ。
