クマオはぼそぼそと
話し出した。
「初めは
首が痛くなったので
マッサージに行った。
いつものところが
予約取りづらくなったから。」
「うん」
「ほんまに6年ぶりやった。
その間一度も会ってなかった。
これは信じてほしい。」
「それは、うん、わかる。」
「それで
ごはん行くとかって話になって。」
「何でそうなるかな。」
「彼女から誘ってきた。」
「彼女から?」
「うん。」
これは意外だったが
きっとクマオが気を持たせるような
トークを展開したのだろう。
これは想像するだけで
ヘドが出そうになる。
「この間からさ、
飲み会飲み会って言ってたけど
それって彼女と会ってたんやね。」
「・・あ、でもそれは1回だけ。
あとはほんまに仕事関係の飲み会。」
違うこととなるとすぐに否定するが
図星となるとだんまるので
とてもわかりやすい。
「じゃあ、昨日は?
平日やのに、
お仕事さぼって彼女とデート?」
「・・・・」
「ふ~・・・」
悲しいため息が出てしまった。
「彼女が気に入ってる
カレーのお店にいっしょに
行ってほしいと言われて。」
「一度夜ごはん行って
で、また今度はカレーデート?
もう付き合ってんのと変わりない
やん。」
「・・・・」
「それから、
もしかしてホテルなんて行って
ないよね?」
「・・・・」
え?
あぁ、もうコイツあほや。
