思えば罪悪感しかなかった。

 

その「別の人」に奥様が

いらっしゃるということも

その要因の一つだが、

 

そういう一般的な「不倫」を

しているという事実よりも、

 

好きでもないのに好きなフリを

していたことへの罪悪感の方が

大きい。

 

エロじじいではあったが、

私のことを想ってくれているその

気持ちはとてもピュアだった。

 

 

クマオが他の女とよろしくやって

いることに耐え切れず、

その一時の寂しさを紛らわせたい

だけで、人のいいその「別の人」を

いわば利用した。

 

身体を合わせることで、

クマオに「女」としてみてもらえない

腹いせのようなことをしていたのかも

しれないし、そうすることで、自分が

醸し出す「女力」を上げたかったの

かもしれない。

 

その結果、好きでもない人と、

わざわざ世間からバッシングを

受けかねない「不倫関係」を結んだ

愚かで滑稽な自分。

 

 

例え一瞬でも心からその人のことを

好きになれたならよかったのかなと

思ったりもする。

 

 

だが、私の場合、

罪悪感しかなかった。

 

その罪悪感は、

その「別の人」に対して、

その「別の人」の奥さまに対して、

そして最近ではクマオに対しても

じわじわと領域を広げていった。

 

 

もう知らぬ顔はできず、

自分の心の中にとどめることが

できなくなった。

 

 

クマオとの穏やかな日々の裏で

私の心にそんなクラッシュが

起きていた。

 

 

今思うのは、

 

何てことない

取るに足らない

そんな程度のことだと思っていた

その関係だったが、

思う以上に心を暗くしていたこと。

 

そして、

すっぱり断ち切ってみると、

妙に心が軽くなったということ。

 

 

自分の良心がちゃんと機能

し始めたと思った。

 

 

今後、

またクマオがやらかしたとしても

もうこんなふうにするのは

辞めようと思っている。

 

 

 

 

 

 

昨夜のメインは、

盛り付け失敗のハンバーグの巻。

美味しかっただけに

残念感が増す。