クマオと私の状況に酷似している
ブロガーさんがいらっしゃる。
彼女の記事を読むと、自分の話を
客観的に聞いているような気になる。
つい先日、読んでいて泣いてしまった。
ほぼ同じような状況を経験したということも
あるが、それ以上に、そのことに対する
彼女の言葉にとてつもなく励まされた
からだ。
お相手さんへの深い愛情と、
お二人の絆への揺るぎない自信。
私もこんな感情を持ち続けたいと
強く思ったのだ。
蘇ったあの日のこと。
2018年の3月25日日曜日のことだ。
元々、クマオといっしょに出かける演奏会の
予定があった日だが、それもかなわぬ状況に
なり、どうしよかと悩んだが、重い身体と心に
ムチを打ち、一人で出かけた。
演奏会が終了した頃、
クマオからラインがあった。
近くにいるから、いっしょに帰ろうと
いうものだった。
思いがけず、またクマオに会える喜びで
胸が高鳴った。
久々に待ち合せし、クマオと歩いた。
クマオは立ち止まってはスマホをいじる。
いっしょにいても心は恋する女の元に
ある。
そう思うと、以前の様に手を繋ぐことは
もちろんのこと、横に並んで歩くのも
気が引けた。
会えた喜びは、あっという間に消え、
心はすさんだ。
帰りの車の中。
どんな会話の流れでそうなったのか
思い出せないが、自分がその時に
言った言葉は覚えている。
「クマオさん、
私はね、今も毎晩泣いてるねん。
それもうわぁ~んって声出して泣いて
しまうねん。
アホでしょ。
早くこんな自分から立ち直りたい」
そう言うと、クマオは運転しながら、
おもむろに片手を伸ばし、私の手を
強く握った。
何も言わずに、ただ辛そうな表情で
ポロポロと涙を流していたクマオ。
当時他の女に夢中で恋をしていたクマオ。
ともすれば、自分は忌み嫌われていると
必要以上に自虐的な思いを持っていた私。
だが、彼女のブログを読むと、
やっぱり私も間違いなく愛されていたんだと
思えた。
苦い記憶は、新しい想いに更新された。