3連休は、結局3日間ともクマオと過ごす。

 

こんなことは、ほぼ2年ぶりかもしれない。

 

3日間のうちに、小さないさかいはあったが、

大事には至らず、3日間ともおおむね楽しく過ごし、

夜には「また明日」と手を振って別れる。

それを繰り返した。

 

特に何かをしたわけではない。

冬物のコートを新調したいと言うクマオに付いて、

あちこち店を廻り、試着、試着の旅。

 

そして昨日最終日。

日も沈んだ頃、クマオはやっとコートを購入。

 

「りこちゃん、ありがとう。

 この連休、あちこち歩きまわって疲れさせたな。

 でもおかげでいいコートを買えたよ」。

 

「うん。よかった」。

 

そう言いながら、私は前日のいさかいを思い出す。

なぜそんな流れになったのか、もはや思い出せないが。

 

「洋服選びのアドバイスのためだけに、私といるの?」。

 

その女は洋服のことなんて全く関心を示さない上に、

クマオが大嫌いなタバコを吸っていた。

それって、やらせてもらえるという楽しみがあるから、

我慢できたってこと?

じゃあ、私といてもそんな楽しみがないのに何で?

 

 

「またそんなこと。りこちゃん、ほんとにそう思ってるのか」。

 

思ってないけど。

 

どんなに小さないさかいの中にも、

私の中にはこの手のどす黒い感情がいつも潜んでいる。