海は広い。
それ以上に空は大きい。

この世界の雲は変わったものが多い。
羊やらイワシやら、空飛ぶ鯨だっている。

そして、今ここにあるのはどう考えてもクラゲだ。

空からクラゲがふわりふわりと、まるで雪のように降ってきていた。


その光景は、何処か儚くも、少し面白く、少し綺麗とすら感じさせられた。

そんな雪クラゲを眺めていたら、いつのまにか私をしたっている阿保人魚が隣で眺めていた。