電車に乗っていたら、マスクをした六十代のオッさんが乗車してきました。
彼は、俯きながらある一つの魔法の言葉を呟きました。その一言に、周りはモーゼと化しました。
「…吐きそう」
一駅進むと、電車とホームの間の隙間に吐き出そうとするような動きをしており、僅かに残っていた側にいた乗客も離れ、オッさんは孤立状態になりました。
もう一駅進むと、オッさんは、何食わぬ顔でマスクを外して本を読んでいやがりました。
…はぁ?
うん。流石に、汚くね?仮に、仮に調子が良くなってきたとしてもだよ?調子乗りすぎやしませんか?
ちょーっと、イラつく案件でした。