リメイク作品は多いけれど、面白いと思える作品に巡りあうと嬉しいものだ。 | サンドリヨンのブログ☆正統派歴女いざ参る!

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1980年代を生きた人達は、この作品を覚えているだろうか。

 

実は今回ご紹介する映画の原作を、いち早く映画化した作品だった。

当時イケイケな出る作品は全てヒットというアーノルド・シュワルツェネッガーが主演した映画。

 

「バトルランナー」

 

 

物語はひとりの男が賞金稼ぎな危険なゲームに参加して、その姿が全国民への実況生中継としてテレビで放送されるという。

只違っていたのは、これはある種の殺人ゲームであり、番組主催者側が放った殺人鬼らから逃れて、決められた日数を無事に生き残らねばならないという過酷な戦いの番組だった。

 

 

公開当時私も劇場へ観に行ったし、パンフレットも持っていたしレンタルしたビデオを家でダビングして、私の映画コレクションに加えてもいた。にひひ

 

ポスターの文字を読めばもう過ぎてしまったけれど、丁度今我々が生きている2千年代であり、ほんの10年近く前の2017年が舞台となっているのが面白い。

公開されたのは1988年のお正月・・・・。

この頃の正月といえば毎年大作が公開されて話題となる時代だった。

 

 

そして今回ご紹介するのが、上差しハッ

 

 

そのバトルランナーを再び映画化した作品

「ランニングマン」だ。

 

 

実はバトルランナーとは日本公開での題名だったみたいで、ポスターを見てもらってもわかるように、元々はランニングマンと英語で書かれている。でもこの映画を観た人は、皆バトルランナーで覚えていたんだよね。チュー そうゆう私もだ・・・・

 

この映画を予告編で見た時に、あれ?私これ知っている気がするけど、何かと似ているのかな・・・えっ?前に見た事ある?

 

と、デジャブのような思いに駆られてね。ウシシ

 

 

それで調べていく内に、そうか!昔見たシュワちゃんの映画のリメイクなんだとわかったんだよ。

只・・・、演出や脚本はだいぶ変わっている。

原作本を読んだことがないんで、どちらが原作に近いのかわからないが、原作者らのインタビューを読んでみたところ、どうもこちらの方が近いような感じだった。 多少の演出も映画にはあるだろうが・・・

 

原作を描いたのは、シャイニングやイット他発表する作品の多くがテレビドラマ化や映画化になってきたスティーブ・キング

彼は現在70代とのことだが、1974年に「キャリー」を発表したのがデビュー作品になった。キャリーも映画化されて、いじめられっ子だったキャリーが実は念動力という超能力の持ち主で、自分でも気がつかない内に感情が高まると人々を恐怖におとしめるという。

映画化ではラストのシーンで、キャリーの頭の上に血の雨が降る演出に、当時人々の話題となっていた。

1976年の映画化をかわきりに、その後も何度となく映像化されて、最近では2013年にもリメイクされている。

なんとこの作品は、舞台化もしていたようだった。びっくり

 

76年の映画には若い頃のジョン・トラボルタも出演している。

 

2013年の作品は、確か昔一度紹介した事があると思うが・・・

 

 

さて、話は今回観た2026年版のランニングマンに戻ろう。

 

主人公はあることを告発したことで、仕事を解雇になったばかりの男

ベン・リチャーズという人間だ。

 

幼い娘が重い病にかかっていて、医者にかかる金がない中でその妻は、割のいい仕事だと夜の商売に行こうとする。

それまでは自分の命をかけてまで馬鹿らしいと、見向きもしなかった賞金稼ぎなゲームに参加する為に、妻に子供を預けて夜の仕事を止めさせて、ベンはテレビ局のオーデションを受けに向かう。

 

 

そこには既に多くの参加を希望する老若男女が押しかけていて、数々のテストを受けながら生き残った者達が、選抜でそれぞれチームを組まされて、そして番組プロデューサーと契約を交わすところだった。

 

 

この契約を結ばそうとするプロディーサーのなんとも憎らしいこと。

ベンの番が来ると、彼のことを既に調べ上げていて、それをネタに一度は拒否するベンに詰め寄るのだ。

 

演じた俳優はジョシュ・ブローリン

映画デビューは1985年のグーニーズ

最近ではアベンジャーズやデッドプールなどのシリーズものにも出ている。一度見たらわすれられない容姿に、主人公に匹敵するような嫌な役柄だと思った。(笑)

 

もうひとり・・・、あら?この人どこかで見た顔と思ったキャストは、

ゲームに参加して局から外に出た後、人々の目から逃げる為にその手助けを頼みに行った先で出てきた馴染の男を演じていた。

ウイリアム・H・メイシーという役者。

 

古くはER緊急救命室や、ジュラシックパーク3等数多くの作品に出演してきた男優だ。彼は途中で可哀想な事になるんだけどね・・・・

 

ベンと共に外に投げ出された残りの2人は、ひ弱に見えて運よく選抜された若造と、ベンとは同じ建物内に住んでいると近づいてきた女。

 

そして彼らをしつこくつけ狙い、とんでもない追跡でその命さえ奪おうとする。番組側が世に放った追跡者達。

そのリーダーをやっているのが、覆面とサングラスで顔を隠した男。

それが誰なのかは最後に明かされる事となる。

 

 

この番組を盛り上げるMCとして登場する男。

 

只のお調子者のようで、とにかくこの男の話術ひとつで会場にいる観客も、テレビの前に座る視聴者達も・・・・

追われる側のベン達がトラブルに巻き込まれて、追跡者と戦う事になる度に大盛り上がりなのだ。

 

しかも観客達は、ベン達が痛みを覚える度に喜ぶのだ。

 

 

この映画で私的に一番盛り上がった場面は、上差し

 

 

 

ベンらに最後に支払われるという紙幣に登場したのが、なんとシュワちゃんだったという演出。(笑)

 

原作者らのインタビュー記事を読めば、どうやら大統領との役柄だが随分前に実際カリフォルニア州知事をやっていたシュワちゃんが、大統領まで上りつめたという演出だ。(笑)

 

この映画を初めて見る知る人達には、そこで何故シュワちゃんと思う人もいたかもだが、88年の映画を観ていた自分には、なんとユニークな登場の仕方だと昔の作品へのオマージュかと、嬉しくて拍手したい気分だった。グッハッ

 

 

もうひとつ言えば、映画のエンドロール後に出てきた映画の字幕を、数々のヒット作品の字幕も担当していた戸田奈津子さんがやっていたとわかった時は、もう引退すると話していたことを思い出し、再び戻ってきたのかなって嬉しくなった。

劇場に足を運ぶたびに、話題作には戸田さんの名前が当たり前のようにあったからね。爆笑

懐かしい人にあったような気がしたよ。

戸田さんはトム・クルーズが来日すると通訳もしていたくらい仲が良かったので、そのトムの愛弟子といわれるベンを演じたグレン・パウエルの主演作品を手掛けたのかもしれません。

グレンはトップガン マーヴェリック以外では、ラブロマンスや90年代の有名な犯罪とそれを取り締まる男達のことを描いたテレビドラマなどにも出演。監督は、これまでにないグレンが演じた事がない悪役を、演じさせてみたかったと彼の起用を述べていました。

 

日本語版ではベンの声を武内駿輔

話術とパフォーマンスで番組を盛り上げる司会者を山寺宏一

映画の後半でベンと共にデスゲームに巻き込まれてしまう女性を、女性声優でも人気のある早見沙織らが演じている。

 

時間の関係で私は字幕版を観たんだけどね。

 

 

吹き替えた方達も芸達者な方達揃いなので、面白いんではないかと思います。ウインク

 

 

追いつ追われつの30日間の間には、ベンを匿ってくれる人間や、助けてくれる人達も登場します。最後までスリリングな展開で、デートや友達同士で観るにも飽きさせない映画だと思うよ。

シュワちゃん版の映画も面白かったが、グレン・パウエル版もなかなか面白かった。DVDの発売時には、この2人の俳優版を入れてくれたら嬉しいけどね。まっ、そんなの無理か・・・笑い泣き

 

 

原作者のキングはこの直近にも、「死のロングウォーク」という作品を公開しましたが、今回のランニングマン共々実はペンネームという名前・・・リチャード・バックマンという名で発表しています。

バックマンの名では、他にも沢山の原作を出している。

ちなみにこのランニングマンは、キングが82年に発表してアメリカでは87年にシュワちゃんで映画化されました。

日本では昭和の終わりの年月に公開されたということだな。

 

シュワちゃんの時は近未来の2017年が舞台となっていたが、今回の映画では1997年が舞台となっているとのことです。

 

今回の映画でメガホンを取ったエドガー・ライト監督は、20歳前後の頃にバトルランナーを観て、今から15年前にその原作であるランニングマンの権利を調べたらそれが複雑すぎて挫折。

その後運が巡ってきたように、知り合いから監督がランニングマンの事を気にかけていたと知り、興味はあるかと尋ねられたことで今しかないと・・・・ニコニコ

 

原作自体では、舞台が2025年になっているということで、それを2025年の年の終わりのギリギリ6週間前に公開としたと、そうゆう風にもインタビューでは語っていました。

またもうひとり運命だったのかと思ったのは、シュワちゃんのバトルランナーが公開された年に生まれたのが、今回主演を演じたグレンだったということ。グレンにとってはまったくの新しい作品と思われたことでしょう。

 

 

すぐカッとなりやすい性格のベンが、助けられながら30日間を隠れ潜んで逃げ回っている間に、段々とこの番組を仕立てた者達への怒りと腹立たしさを、そして最後の方は逆に挑発的になり、捕まえれんなら捕まえてみろよ!な感じで逃げのびる。

今でいうリアリティー番組としてのデスゲーム。

ラストのどんでん返しも、バトルランナーとランニングマンとも演出がまったく違います。

 

是非この続きは劇場でご覧下さい。

 

ちなみに監督と原作者のインタビュー記事には、これは今風なダイハードだと表現していました。

確かにタフでなければ生き残れない・・・なかなか死ねない男の物語だ。(笑)

 

 

 

おまけのバトルランナーの予告編もどうぞ。ニコニコ

 

 

監視社会とリアリティーを求めて狂気する人々。

テレビで放送されている事が全てではないとしたところは、今の時代にマッチしているのかもしれない。

特に映画の中で何度も見ている側に警告される騙されるなとした事。

 

原作にもそうあるのかどうかわからないが、あったとすればようやく時代に追いついたのかなって・・・・

 

 

キングすげぇ~~音譜