格闘技の先生が

「覚えてしまった悪い癖を直すのには、覚えるのに要した時間よりずっと長い時間がかかる。

だから、出来るだけ悪い癖を付けないようにしなさい。」と仰っていたことを思い出します。


一年生から三年生にアメリカ人の高校生に外国語科目としての日本語を教えています。ヘリテイジスピーカーといって、日本語を話す家庭で育った生徒が入ってくるのは毎年1人か2人だけです。


日本語は英語話者にとって、言語的にかなりかけ離れた言葉なので、怖がらせない為に、最初はスピーキングとリスニングにフォーカスして教えます。


うわぁ!日本語そんなに難しくないし、なんか楽しい💓先生ともクラスメイトとも仲良くなれてきたなあ!」と、思ってくれた頃だな、しめしめ😁というタイミングで

「日本語には3つのライティングシステムがあってね」と、ひらがなや漢字を導入します。毎年、数人の生徒がガーン😨とショックを受けます。次の日からいなくなることもあります。スペイン語やフランス語のクラスに変更して。カタカナを教えるのは、最後です。ひらがなや漢字のように美しくないからか、似たように見える字が多いからか、生徒たちに不人気なんです、カタカナ😅


習熟度を測るため、あと勉強のモチベーションを上げるために、毎週小テストをします。生徒からはブーブー文句を言われますが、気にしないようにしています。


細かい間違いも厳しくチェックしてガンガン減点します。なぜそんなに厳しくするのか?

それは、小さな間違いを放っておくと数ヶ月後に全く新しいひらがなを発明して覚えちゃうからです。だから「センセ〜これは、私の癖なんです〜」って言われても、そうかあ、そうだよねえ、でもダメ!の一言でおしまいです。


ひらがなや漢字を一生懸命、練習する生徒たちを見て、「アメリカに住んでて、日本語を習おうって思ってくれるの嬉しいなあ」っていつも、思います。


そういえば、生徒たちが、たまに漢字を「書く」じゃなくて「描く」って言うんです💓例えば、Sensei!I Can you show me how to draw this kanji? とか、Sensei?? How do you draw this kanji? っていう風に。そうかあ、漢字って絵みたいに見えるんだなあ。生徒たちの目に映る漢字は、きっとエキゾチックな素敵な絵なんだなあって思って何だかホンワカした気持ちになります。

直らない字の癖

 

 

 

 

 

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