家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年4月20日未明
元気いっぱいだったそらが
急変した
肝細胞癌と宣告されてから
約2年の月日が
流れてた
急変してから
244日間
一日一日
そららしく
生きて
お空へと上っていった
そんなそらと共に
命と向き合い
過ごすことができた
私達家族は
数えきれないほどの
幸せをもらった
急変からの日々にtime slip
244日目-1 ![]()
『そら日記』より
2020年12月19日(土)①
今日はそらをお空に送る日
しっかり旅立ちの準備がしたくて
そんな時間も
慌てずに噛みしめたくて
そらを
少しでも長く見ていたくて
早起きした
一日元気でいられるように
いつも通り朝ごはんを食べた
それから
ひとつずつ
丁寧に準備を始めた
まずは
大好物用意しましょう
①ケーキ屋さんのシュークリーム
まるごと
お空でパクッと食べてね
②大好きモンブランタルト
マロンクリームと
カスタードクリームたっぷり
タルト生地もミキサーにかけて
とっても美味しそうだった
③友人の手作りパンケーキ
見るたび
テンションマックスになる
パンケーキ
④大好き栗きんとん
まだまだ冷凍庫に
たーくさんストックしてあった
栗きんとん見ると思い出す
最後の夜に
「また明日ね」って
言わなきゃよかった
もう一口あげればよかった
もう少し食べたいなってお顔を
思い出す
そんなこと思いながら
お花を棺に敷き詰められるように
茎を短く切りそろえた
あと・・・棺に入れたいもの
あれこれ準備して
棺の周りに置いた
⑤私のカードケース
最後のいたずらもこれだったね
私の鞄にお顔つっこんで
出しては飛ばして遊んでた
はいどうぞしてやると
飛びつくように持っていった
腫瘍が大きくなってからは
危なっかしくて
すぐに甘いものと交換
それも嬉しそうだったけど
もっと遊びたかったね
お空でいっぱい遊んでいいからね
⑥スリッパ
お父さんと私のスリッパ片方ずつ
寂しくないように入れておくね
急変した後
もうやらないかなぁと思っていたら
くわえてひょっこりお顔出すから
大喜びした日もあったな![]()
生涯飽きることなく
ずっと大好きで
隠しても
見つけてはお目目きらきら
飛びついていたね
履いてるスリッパ
お父さんと引っ張りっこしてたね
補助胴着着てても
最後までいたずらっ子だった
それとも
美味しいものほしさの
食いしん坊さんだったのかな
⑦お父さんのハンドタオル
そらが破ってビリビリになっても
お父さん使ってた
お父さんが会社から帰宅すると
鞄の中から引きつりだして
飛ばしたり
ビリビリ破いたり
これこれって言われながら
美味しいものもらえるって
とっても楽しそうで
そらにとったら
恒例の遊びだったね
もう一度見たいな
⑧私のお散歩用の手袋
ピンクにした
必ず手袋してお散歩に出かけた
お母さんだと思ってね
この手袋見て
お空でお母さんのこと思い出してね
最近は排便後
この手袋つけたまま
ご褒美ちゅーるあげていたから
ちょっとついてるよ
⑨そらのおもちゃ袋から数点
⑩テニスボール
これずっと冷蔵庫にあったもの
噛み噛みしてすぐに破壊
黄色のフェルトを食べてしまう
隠しても隠しても
探し当てるから
冷蔵庫に隠してあったもの
⑪羊のぬいぐるみ
手のひらサイズの
本来はカイロケース
この羊さんだけは
不思議と優しく噛み噛み
あんよもお耳も無事だった
⑫お守りふたつ
一つは犬山成田山のお守り
毎年新年に
新しいお守りに付け替えてきたもの
もう一つは
最後の一泊旅行となった
そらの13歳のお祝い旅行で
立ち寄った滋賀の『多賀大社』のお守り
準備しても
お父さんがなかなか起きてこないので
「私ひとりでいれるよ」って
声をかけたら
急いで起きてきた
一緒に
丁寧に
ひとつひとつ
そらの周りに入れた
お父さんが買ってきたお花
私が買ってきたお花
つぼみのお花だけ残して
全部入れた
帰ってきたら
寂しくないように
友達とKさんの奥さまから
いただいたお花は
残しておいた
最後に
守り刀と念珠を
そらの体に乗せて
虹の橋まで
穏やかな気持ちで
無事に
行けますように
もう行かなきゃね
考え始めたら
悲しくて動けなくなるから
なんにも考えないで
そらの棺
私の車の後部座席に乗せた
この車で出発だよ![]()
いつもそうだったように
お母さんが運転していくね
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~








