WHITESNAKE | 不動産とハードロックと猫とダーツ

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サーペンスアルバス《白蛇の紋章》

1.クライング・イン・ザ・レイン2.バッド・ボーイズ3.スティル・オブ・ザ・ナイト4.ヒア・アイ・ゴー・アゲイン

5.ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴ6.イズ・ディス・ラヴ7.チルドレン・オブ・ザ・ナイト

8.ストレイト・フォー・ザ・ハート9.ドント・ターン・アウェイ

忘れられない一枚。WHITESNAKE“サーペンスアルバス”(白蛇の紋章)

◆例えば無人島に流されるとして、全てのHR/HMアルバムの中から5枚だけ(最低10枚は欲しいけど)持っていけるとしたら、間違いなくその中に入るアルバムだ。このアルバムでカヴァデールは、全米チャートを制覇し名実共にスーパースターの仲間入りをした訳なんだけれども、ツアーメンバーとレコーディングメンバーの顔ぶれが、毎回違うW・Sのこと、カヴァデールと共に殆どの楽曲をコンポーズしたジョン・サイクス(レコーディングメンバー全員)がアルバム発表時に脚光を浴びることはなかった。最後のTHINLIZZYでフィル・ライノット(この人も偉大な詩人であったと俺は思う。)に見出された、ゲイリ-・ムーア直系の早弾き(懐かしい単語だな今となっては)や、ソロの組み立ての中に独特のチョーキングが見られるサイクシーのギターと情熱のカヴァデールの金切り声(当時喉の手術から順調に回復し、嬉しかったのだろう)andソウルフルなディープヴォイスの絶妙の組み合わせは前作“SLIDE IT IN”のアメリカで出たRIMIX盤からも伺えたが、このサーペンスアルバスで一気に開花した。今聴いても古臭さは感じさせないが、もう17~18年前になるんですねえ。SLIDE IT IN以前のWHITESNAKEはまるで別物のバンドで、男らしいカヴァデールの吐息を吐くような中低音のヴォーカルや“フール・フォー・ユア・ラヴィング”で炸裂していたニ-ル・マ-レイの躍動感溢れるベースプレイ、パープル時代の僚友ジョン・ロードのオルガン等、なんていうか、黒人のR&Bとはまた違う、いわゆるホワイトブルーズっていうんですかね。そんな魅力満載のバンドだったので、当時は以前からのファンは否定的だったように思います。俺も後追いでSNAKEBITEまで遡ったけど(この遡りが楽しいんだ。)当時の旧ファンの気持ちはなんとなく分かったもんな。しかし当時ティーンエイジャーだった俺は、『やっぱWHITESNAKEはSLIDE IT INまででしょ。』的な格好をつけつつ、このアルバムを聴きまくっていたのでした。BON・JOVIやEUROPEがブレイクし、GUNSやMETALLICAに至るまでの過渡期に登場したこのアルバムはやはり、時代の波に乗ったということもあっただろうが、(カヴァデール対プラントとかジョン・カロドナー=ジョン・カロドナーなんて表記も話題になりましたな。)やはり、ブレイクした最大の要因は、楽曲のよさにあったと思う。今、なかなか9曲しか入ってないアルバムってないもんね。んで9曲が9曲とも捨て曲無。全部シングルで切れるんじゃねーのってくらいの完成度。全く隙がない。現在、ロックシーン(洋・邦)の中でこれに匹敵するアルバムがいくつあるか・・・・・シングルカットされZEPの猿真似だと酷評された③、『ここから始めよう。もう一度始めるんだ』ってとってもポジティヴで感動的な歌詞が自分の実体験とリンクする④引越しした時とか、仕事替わろうとしてるときとか、自分にとってここ一番の時(カレー屋さんじゃないよ)には必ず聴いてたもんなあ。(俺ほどここ一番迎えている男もいないかも。)デヴィッドのニューアルバム聴きたいなあ。インターネット配信とか、映画とか下手な考えばっかして、出し惜しみしてないで早く出せよ。デヴィのカバ。