おはようございます。

あまのみこと☘️です。



薬物治療に頼りすぎない精神医療(オルタナティブ)の考え方を拡めていきたいと思っています。

このブログには、精神医療界隈や人間のココロの話題の他に、今自分が気になっていることや日常、たまに個人的な活動なども綴らせて頂いています♪



誰が患者を作るのか?シリーズ

第6回


診断は誰のためにあるのか?

――薬ありきの診断変更と、

子どもを静かにさせる構造――




  診断より先に決まる「出したい薬」


医学という「権威」によって、一度つけられた診断名は、その人の人生を決める“ラベル”になります。


しかし現代の精神医療では、


「この薬を出したい。でも、今の診断では出せない」 → 診断を書き換える

といった流れが現実に起こっています。


  • SSRIを試したい → 統合失調症 ⇒ “うつ病エピソード”
  • リスペリドンを出したい → ADHD ⇒ “気分障害”付与
  • 新薬を使いたい → 診断を“似たもの”に合わせる


つまり、薬が先で、診断はあと付けである。

この構造は、治療ではなく、処方ありきの医療を象徴しています。




 双極性障害と統合失調症治療薬の誤用


本来、双極性障害の治療は気分安定薬が基盤ですが、近年では抗精神病薬(統合失調症治療薬)が平然と併用・単剤で処方されています。


しかしこの薬は、陽性症状を抑える用で開発されたもの。陰性症状にはほぼ無効で、副作用として意欲低下や感情鈍麻を生じることがあります。


つまり、“効かない薬”が「念のため」と称して出続けた結果、

本人の感情や意欲が損なわれ、“統合失調症のような状態”にされてしまうという逆転現象が起きているのです。




治療とは誰のためにあるのか


精神薬の本来の目的は、人間が苦悩から回復する手助けをすることのはずです。

しかし実際には、「効かない薬を出す」→「副作用が出る」→「さらに薬を追加する」という負のスパイラルが、

患者に深刻な障害を生み出しています。


誰もが「よかれと思って」薬を出し、飲ませています。

しかしその結果、子どもが感情を失い、大人が人格を崩壊させられていくのなら、

私たちはこの“優しさ”を見直さなくてはなりません。




  子どもへの統合失調症治療薬使用の現実


さらに深刻なのは、子どもたちへの抗精神病薬処方です。


ADHDやASDと診断された子どもが、「行動の落ち着き」を理由に、リスペリドンやアリピプラゾールといった非定型抗精神病薬を処方されるケースが増えています。多くは、保護者や教員の要望という形で処方されることが多い。


しかしこれは、「子どものため」ではなく、

「子どもを静かにさせたい大人の都合」による“管理的処方”です。


小さな身体に投与される、強力で危険な薬は、事実上の“医学的管理”=虐待とも言えるものです。




 診断が変われば、薬も人生も変わる


病名がコロコロ変わるのは、人生を左右する重大な問題です。

診断が変わると、処方される薬も変わる。薬が変われば副作用も変わる。するとまた診断が変わる――このループを患者は繰り返します。


  • 初期は「うつ病」
  • 次に「双極性障害」
  • 最終的に「統合失調症」
  • 子どもでは「ADHD」→「気分障害」へ変更


こうした変遷の中で、「何が本来の症状で、何が薬の副作用か」さえ区別がつきません

人の人生が、医学の都合で塗り替えられてしまう構造です。




  医学ではなく、“牧畜産業”にはなっていないか?


診断が薬を合理化するツールになると、


  • 医師が処方できる薬の幅が広がる
  • 診療報酬の単価が増える
  • 製薬会社の利益が上がりやすくなる


など、医療側の論理・都合が前面に立つようになります。


患者は統計の中の“管理対象”となり、診断名はタグのように付け替えられます。

それはもはや、診断と処方を通じて人を“飼育”している牧畜産業ではないでしょうか。




 子どもに“静かにさせるラベル”を貼る前に


子どもに診断名を貼ることは、人生の初期段階に「治療の対象」「適応の対象」として固定する行為です。


薬より先にすべきことがあります。


  • 行動の背景にある家庭・学校環境の問題を探る
  • 栄養・睡眠・ストレスなどの生活要因を見直す
  • 心理的な支援や発達特性への理解を深める


それでもなお、薬が必要かどうかは、子ども自身とその家族との対話を経て判断すべきです。




 最後に、自問として


“子どもたちに”精神疾患というラベルを貼る前に、 本当に大切なのは、彼らの感情や思考そして環境に耳を傾ける医療ではないでしょうか?

診断名や指標が通ればすぐ薬を出す構造こそが、 子どもの未来を奪う“静かな圧力”になってはいないでしょうか?





    

📚参考文献(リンク付き)


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 アウトペイシェントにおける13歳以下へのリスペリドン/アリピプラゾール処方が 2006–2012年で顕著に増加  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35201525/?utm_source=chatgpt.com Trends in Prescribing Antipsychotics for Children and Adolescents in Japan: A Descriptive Epidemiological Study Using a Large-Scale Pharmacy Dataset - PubMed


2. Nishigori H., Mano N. (2015). Prescription of drugs for children with attention‑deficit/hyperactivity disorder in Japan. Yakugaku Zasshi, 139(9), 9–17.

 メチルフェニデートとアトモキセチン以外に、ADHDと診断された子どもへの抗精神病薬オフラベル使用の実態を報告  https://drug-interaction-research.jp/paper_f/39-2/39_2_02.pdf?utm_source=chatgpt.com https://drug-interaction-research.jp/paper_f/39-2/39_2_02.pdf?utm_source=chatgpt.com

3. Frontiers in Psychiatry (2024). Psychiatric comorbidities of attention deficit/hyperactivity disorder in Japan.

 ADHDと診断された子どもの精神疾患併存/薬物処方データを解析  https://www.frontiersin.org/journals/psychiatry/articles/10.3389/fpsyt.2024.1359872/full Frontiers | Psychiatric comorbidities of attention deficit/hyperactivity disorder in Japan: a nationwide population-based study


4. Singappuli P. et al. (2021). Antipsychotic long‑term treatment in children and young people: a systematic review and meta‑analysis. CNS Spectrums, 27(5), 570–587.

 リスペリドンやアリピプラゾールの長期投与に伴う体重増加・ホルモン異常といった副作用のリスクを詳細に報告  https://www.cambridge.org/core/journals/cns-spectrums/article/abs/antipsychotic-longterm-treatment-in-children-and-young-people-a-systematic-review-and-metaanalysis-of-efficacy-and-tolerability-across-mental-health-and-neurodevelopmental-conditions/54C2C896FE1901EB4D2A02EAF2A75BE0 小児および若年者における抗精神病薬の長期治療:精神疾患および神経発達障害における有効性と忍容性の系統的レビューとメタアナリシス | CNS Spectrums | Cambridge Core

5. PLOS One (2021). Current use of attention‑deficit hyperactivity disorder (ADHD) medication in Japan.

 日本におけるADHD治療薬(MPH・アトモキセチン・リスデキサンフェタミン)の保険適用と実臨床での利用差異について解説  https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371%2Fjournal.pone.0252420&utm_source=chatgpt.com Current use of attention-deficit hyperactivity disorder (ADHD) medications and clinical characteristics of child and adolescent psychiatric outpatients prescribed multiple ADHD medications in Japan | PLOS One


6. Wiley Pragmatic Psychiatry (2022). Practical clinical guidelines and pharmacological treatment for ADHD in Asia including Japan.

 2022年発行の日本を含むアジア諸国のADHD治療ガイドライン概要。薬物治療が第二選択と位置づけられる点が特徴的  https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10932761/ Practical clinical guidelines and pharmacological treatment for attention‐deficit hyperactivity disorder in Asia - PMC






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