トマス・ホッブスというイギリス人は思考実験をしました。

①全ての個人には人権があり、自分の人権を守るためなら何をしてもよい(自然状態)。

②万人の万人に対する闘い(地獄)が発生する。

③自然状態を抜け出すためには社会契約によって人権を制限しなければならない。

④人権を制限する主体は国家主権である。

ホッブスの思考実験では、人権は制限されるべきものとなりました。そして、人権を制限する主体は国家主権です。

ところが日本でも、日本以外の国々でも左翼勢力は人権拡張を盛んに主張しています。猫も杓子も何かと言えば「人権」と言います。人権拡張論者は、知ってか知らずか、この世界をホッブスの言う自然状態に近づけようとしているのです。

日本国憲法の改正論においても人権を増やそうとする意見が実に多いようです。人権をどんどん拡張し、国家主権をどんどん制限していけば、いつの日か本当に自然状態になってしまうかもしれません。ああ、おそろしい。



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