2月。


花粉症の旦那さんは、
これまで以上に鼻詰まりが辛そうで、



眠れない日々が続いていたようだった。










2月の終わり頃、
わたしも花粉症になったのか?と思うくらいに、
鼻づまりがある時期があって




それくらいにその時期は、
花粉が凄かったのかもだけど、、







ある夜、
トントン。と旦那さんに肩を叩かれて

起こされた。








普段、
そうやって起こされることは無いから、
どうしたかな?大あくびと思いながら

 








この時期から、
旦那さんへの恐怖症は薄れて行っていたわたし


この頃から、
スキンシップを増やした!とかは結局なってないのだけど、


価値観が増え
パートナーシップの概念がわたしの中で柔軟になった

自分に幸せを許せる選択肢が増えた

柔らかさを生み出せることを知った




というのが
きっと、わたしの中では大きくて





夜、横になる時間の
体の緊張感が
いつしか抜けて行ったのだった。








わたしが欲しかった、体感のひとつだ。








起こされ、

「どしたの?」

と聞くと、





「眠れなくて。

考え過ぎてしまって。

もう、(鼻が)良くならないんじゃないか、とか

(体調が)このままなんじゃないか。って」




うん。うん。と
寝ぼけながらも聞きながら、




眠れないの、辛いよね。




わたしもずっとだったから、
眠れずにおかしくなりそうなのは、分かる。と思いながら






「お願いがあって」

と言いながら、
もどかしそうに

自分の足をバンバン殴る旦那さん





「どした?」



「、、、、、」




あれ?





「どした、、?」





そしたら、

泣きながら、

「抱きしめて欲しかった」




そう言った。







夜中、2時前。




眠れぬ日々がしんどくて


体調が悪化するだけなんじゃないかと考えが止まらなくて
  


夜だからこそ
眠れぬ暗闇に呑まれそうで
不安が膨らんで
息がしづらくて




この時間だけれど
言おうか言うまいか
迷ったけれど



プライドも脱いで




それでも、
言葉にしたのだろう。




なんだか、
それが、伝わって来た。







起き上がり、

子どもを抱きしめるように


包んで抱きしめた。





 
ぽん、ぽん
と背中を撫で
頭を撫で





大丈夫。
大丈夫。と
伝えるように







「ありがとう。
落ち着く。。」




しばらく、
ただただ、抱きしめて、





吐き出す弱音を聞いて、
また、横になった。





ほんの、10分くらいの出来事。







その後も、
きっと、
鼻づまりで眠れたわけでは無かったのだろうけど







次の日


「由香が居てくれてよかった。」



「由香の存在に、助かってる。」




そんな言葉を言われた。






初めての、セリフだったかも。
セリフが、というより
伝わってくるものが。







これまで言われてきた


「由香は、俺のこと好きなの?」
「由香は、俺のこと嫌いだよね?」
「由香を好きでいていいの?」
「由香を信じていいの?」





この言葉達、
その言葉の奥から伝わってくるものが、
わたしには、苦しかった。










“居てくれてよかった”

柔らかな空気を纏って
穏やかにそう言った旦那さんに






旦那さんの
なんか、焦燥感みたいなもの
錆びたカッターみたいなもの

そんな空気が、なんか、抜けたな。と
そう感じた。









でね、
わたしがした
洗っても取れない現実



去年、そのことを言い出すとき 

旦那さんが怖かったものが


分かった気がしたんだ。







隠していたことを
知ってたんだよ、と
知ってしまったんだよ、と言うことで




わたしが居なくなること
わたしが消えるんじゃないかということ



それが1番、
怖かったのかもしれないな。と



なんだか、そんなことを感じた。









大学のとき、
友達が言ってたことを
思い出した。




「彼氏と別れたんだ。

浮気してたみたい。
他に女の人、いたみたい。


でもね、
わたし、浮気されたって良かった。

浮気よりも
別れることの方が、悲しい。




それでも、
わたしは別れたく無かった」






そんなことを言っていたことを

思い出した。












わたしがしたことで、
相手がどう感じるか。って
相手の領域で






したことの事実は消えないし






知ったことで、
知られたことで、
しんどい面だけじゃなく

「あぁ、もう、こんなわたしを隠さなくていい」そんな安堵感も
あったりもして


かといって
その全部を見せる。というわけでもないんだけど

隠したいものはやっぱり隠したかったりするし








そんな
流れがありながら

経過がありながらも








「抱きしめて欲しかった」
その言葉




そして、
何も言わず、
ただただ、それを受け止めた。ということ








それは、

自分の存在そのものを旦那さんが感じて


自分。という存在が
ここに居ても大丈夫なんだ


って、
深い、深い安心感と


わたしと居たときだけじゃない
もっと昔からの
存在したかった。っていう根っこにあった想いに
深い、深い、癒しが起こったのかなって








なんだか、
旦那さんを通して
そんなことを感じた体験と体感だったんだ







わたしが、ずっと
居るとか
居ないとか

そんなことじゃなくってさ






自分が存在していいんだ。
自分のまま、存在していいんだ。
その、深い、癒し。
 

自分のまま、存在していいんだ。
って、許し。







そんな体感が
自分の中に芽生えるって

その感覚を大切に出来るって



きっとね、
旦那さんにとって
今の
これからの



旦那さんが旦那さん自身を生きていくうえでの
とても大きくしなやかなチカラになると



なんだか、そう思ったんだ










これは


わたしが、
ずっと、
届けたかったものだ






あぁ、
やっと、、


深くに届いたような気がした