朝のラインからだいぶ時間が経っていたし、
その間、旦那さんは旦那さんの中で感じるものがあったのだろう。
帰り着くと、
いつもよりお酒を飲み
いつもより飲んでいて
その中で子ども達は
いつも通り賑やかで
旦那さんは、
涙が出るのか
時々バレないように涙を拭いていた。
その泣く姿が
わたしの胸を痛めた。
いつもは、
お酒を飲む旦那さんより先に
子ども達と一緒に寝室に入ってきた。
もう、長いこと
そうして来た。
眠たかったわけじゃない。
子どもを寝かしつけなきゃと思ったわけでもない。
ただただ、
ふたりきりを避けて
ふたりきりになる時間からなるべく逃げて
過ごしてきたわたしがいたからだ。
ずっと、
意図的に。
だけどね、
それで眠れたわけじゃなかった。
安心して眠れたわけじゃなかった。
わたしは、いつも上手く眠れなかった。
いつしか、眠れなくなっていた。
その日は、
それはダメだな。と
このまま、
寝室に入って
このまま、
朝を迎えてはダメだな。と
子ども達が寝たあと
また、旦那さんのところへ行った。
旦那さんは、
わたしを見て
「寝ていいよ」と言った。
そう来たか。
わかる。
お互い、怖いよね。
もう一度
「寝ていいよ」と言われたけれど
このまま、眠れるわけがないでしょ。
こんな機会が訪れて、
きっと、
旦那さんは旦那さんで
めちゃめちゃいろんな想いがあって
あのラインを送って
今こうやって泣いているというのに
眠れるわけないでしょ。
そして、旦那さんは最初に
「俺のこと嫌いなんだよね?
俺のことが怖いんだよね?」
と
「ハッキリ言って欲しい」
と
わたしも涙が出てきて
わたしも
自分の湧き出る言葉を待った
何かが起こって
目の前で嫌だってことが起きたとき
「もう、そういうところ、大嫌い!」って
感じることだってある
だけど、
だけどね、
ハッキリと、
大嫌いだけになれたのなら、、、
ハッキリと、
大好きだけでいれたら、、、
そんな風に、
ハッキリと
クッキリとした感情だけでいられたら
どんなにいいだろうかと
何度も思ったけれど、、、、、
言葉が詰まりながらも
「嫌いだとか
怖いとか
それが全てではない。
嫌いって
その気持ちだけじゃない。
嫌いって思うときもあるし
怖いって思うときもある
それでも、
一緒にいて、
家族で、
そんなひとことで片付けられる感情ばかりじゃない」
こんなスムーズに言葉は出て来なかったけど、
泣きながらその合間に言葉を絞り出すように
そんな想いが出た
ところどころ、
なんて返されたか
記憶が曖昧なところがあるけれど
「俺たちって、他人みたいだよね?
そう思わない?
由香の休みも知らない
休みの日に何してるかも知らない」
そう、
そこも、いつしかわたしから伝えることは無くなった
「俺が一番由香のことを知ってると思ってたけど、
そうじゃ無かった」
”俺が一番知ってると思ってたけれど、、、”
それは、
旦那さんが自分以外の誰かしらの存在を知った故の
旦那さんの言葉だった。