年の瀬に立ちて。

今年の終(しま)い事を中途半端なまま、
ブログを書いています。

ふとマリンを見ると、
可愛い表情。

カメラを向けると、
目をそらし、
後ろを向いて毛づくろい。笑

後ろ姿も、愛おしい。
随分、大きくなったね。


日本料理の板前をしている歌人・松崎英司さんの歌。
(新聞の短歌評〈短歌はいま〉「職業詠 驚きと新鮮さ」参照、沖縄タイムス、日付・執筆者不明)

解凍せし
海老を揚げたる
くれなゐは
いまなほ残る
命の色ぞ

生身(いきみ)を扱う職人さん。短歌集『影もめだか』所収。
日々の食卓を思うことに繋がる歌でした。

飢えは、どんなに辛かろう。
政情不安の国々の人々を思い、
この日本の、炊き出しに並ぶ人たちを思いながら。

宮沢賢治の、コミック・オペレットと銘打たれた作品「飢餓陣営」では、

飢えて倒れる兵士の実情を知らずに、
たらふく食べて帰ってきたバナナン大将が、
バナナのエポレット(肩飾り)や、お菓子で作られた勲章を次々と兵士たちに食べられてしまい、
ようやく兵士たちの飢餓に気づくという仕立て。

いくさで死ぬなら
あきらめもするが

いまごろ飢えて
死にたくはない

ああただひときれ
この世のなごりに
バナナかなにかを
食いたいな。

兵士たちの歌、一つひとつが味わい深く、
風刺が効いた作品。

※勲章を食べ、罪を感じる場面や、
その後、生産体操に向かわされる筋は、
いまは、端折ります。(※部分、アップ後、追記)

現代のバナナン大将たちに読んで貰いたいです。



玄関の棚に花を飾ってみました。
仕上がりに、マリンが
訪ねてきて。笑

押し入れにしまっていた大きな竹ザル。
こちらでは、バーキといいます。
蓬莱竹などで作られているようです。


月見の頃がふさわしかったかしら。


カンノンチク(観音竹)は、以前、使用したもの。

中央から新芽が出てきています。


後ろのパセリに似た葉っぱは、

先日、いただいた花束にあったもの。

早めに咲いた椿と。




下も、夏仕立て?

ブログを拝見していて、ヒントを得て。


カゴは、インドネシアの土産。

30年も前のもの。


緑の葉は、花束のものを使用。

ツワブキを活けているのは

インドネシアの胡椒の実が入っていたもの。

役に立ちたり。



2011年の東京電力福島第1原発事故で、
海洋流出した放射性物質セシウム137が、
米西海岸やベーリング海を経由して、
約7〜8年後に東北沿岸に戻った!


(筑波大・青山道夫客員教授の研究結果、2021-11-19、沖縄タイムス)

もちろん、このことだけでなく
海洋生物たちは多大な被害を受けているでしょう。
人間は、ジワリジワリと侵されるのでしょう。

海はひとつ。

東日本大震災から時を経て、2019年から今年までに、
沖縄に流れついた船やカゴに記された名前に、人知れず胸熱く。


シニア女性の

「寂しさ消費 家計圧迫」の見出し記事も。

私には実感がないのですが、アンケートなどから浮かび上がった現状のようです。


大阪市の長谷正さん。

「ずっと孤独だった」

90歳になる直前に、初めて同性愛者であることを打ちあける。92歳の今、「紙芝居劇むすび」で活動。初めて人生が楽しい、との記事。


(2021-6-30  沖縄タイムス)


沖縄の普天間宮では、

性的少数者や友人同士が、相手と一緒に納骨できる「パートナー墓」を設置したとの記事あり。(2021-4-4 沖縄タイムス)


男系での位牌継承の伝統ある沖縄にも、時代の波が押し寄せています。


抱っこされるマリン。


最後に、

生と死について。「メメント・モリ(死を想え)」。

「死を想うこと 習慣化を」(松本紹圭さん)という記事に接し、必然のこととは言え、なかなかに。

でも、死について、軽やかでありたい、という気持ちはあります。


池田澄子さんの俳句。

(新聞の俳句評〈俳句はいま〉「書きとめた死と生の哲学」、神野紗希さん執筆参照 2020-7-12 沖縄タイムス)


ショール掛けてくださるように死は多分


「8歳の夏、かの戦争で父を奪われ、人は死ぬ、死は絶対であると知って以来、此の世の景の儚さを忘れることができない体質となった」(句集『此処(ここ)』後記)


今日は、日ごろ、テーマに出来なかったことなどをアトランダムに綴ってみました。


玄関。生の花木は、南天とツワブキ、赤い葉っぱのみ。

あとは使い回しです。いつもの紅白の縄が行方不明で古い和装小物で結んでみました。笑




皆さまへ

今年も温かい交流ができましたこと、感謝にたえません。有り難うございました。


リブログやコメント、いいね、に励まされた1年でした。


胸に去来することを細々と書いて行きたいと思います。来年もどうぞ宜しくお願い致します。


気持ち、おすこやかに、よいお年をお迎え下さいませ。


辛い環境にある生き物たちの幸を願って。


2021年・師走。


(前回のブログ訪問途中でのアップです。これからご訪問致します。)