最近

あちこちのブログに

アケビの実が
掲載されていて


手の届かない わたしは

ひとり 

懐かしんでいます


わたしを
育ててくれた 山道には


栗の木があったり
山ぶどうの道があったり


アケビの 実がなる
場所がありました


山道を歩くのは
小学生だった
わたし ひとり


特権のようでも
ありました


アケビは


空を見上げるようにして
探すのです


手の届かないところにも
たくさん
ありました


ひとつ
見つかると


あッ  ここにも
あッ  あっちにもと


熟れて
ムラサキ色の実が
割れて


なかの白い  半透明の
果肉が見えるのが 


食べ頃


わたしが 先か
小鳥が 先か


帰り道に
食べよう、と


思っても


虫や小鳥に
先をこされたり



おやつ、などと
いうものは
なかったから


山の木の実が

とても美味しかった





いつか
故郷に帰るなら


やはり


秋にしたいと


ひそかに
思っています

 

そして
永遠に 帰る日が
あるとすれば


わたしは


ただいま、  と言って


長い 旅の ころもを
脱ぎ


感謝して


石山の土に   
なりたいのです



野かんぞうが咲き
山ぶどうが実り


かたくりが咲き
オニユリが咲く


石山の道



幻の石山に
わたしは
眠りたいのです


霜ふる 11月に
生まれたので


願わくば
秋に

土にかえりたいのです

 







わたしが
南の地に
たおれても


風が


きっと運んで
くれるでしょう


何ごとも
なかったかのように


山は


きっと
わたしを
抱いてくれるでしょう


何ごとも
なかったかのように


石山は


けずられた
岩肌のまわりに


新しい木々の芽を
宿し


生きていくでしょう
     

     ー  秋を知った日に  ー







ときおり

こころは

故郷の山野を
かけめぐります



このたびは
故郷の写真を
見せていただく方がいて


帰りたく
思いました



今日の写真は
南国の風景です


故郷の 山道の図面や

アケビの絵? も

いつか
時間のあるときに

描いてみたいと
思います



今日は おたずね
ありがとうございました