この地域に
住むようになってから


ヘチマ(糸瓜) を
食する喜びを得ました

茄子の次くらいに
好きです^_^









柔らかくて
水分に まろみがあって
美味しい


タネもとらずに料理
できるので
下ごしらえも簡単




味噌汁に入れたり


豆腐と一緒に
甘く 味噌煮にしたり


もちろん

繊維の若い
新鮮なうちが食べ頃です


整腸作用に適し
ビタミンKや葉酸が豊富
とのこと



さて、以前、ご紹介した
作家・永井荷風の日記

『断腸亭日乗』にも


前回リブログした 夕顔 
そして
ヘチマ登場します




ちょっと
ご紹介しますね


大正9年(1920年)6月2日
荷風42歳

以下引用(改行しました)



苗売 門外を過ぐ。
夕顔 糸瓜 紅蜀葵の苗を購う。
.....秋になりて
夕陽甚しかるべきを慮り、
夕顔棚を架せむと
思ふなり。



苗売りも
家々を回っていたんですね


荷風が
夕顔やヘチマを
買っていることに

密かに感動^_^


紅蜀葵(こうしょっき)は
モミジアオイのこと


夕陽の当たるのが強いので
夕顔棚を架けよう、と
考えている



この数週間前に

荷風は麻布に 建てた
洋館仕立ての家に
移居してきたばかり


その洋館に
偏奇館と名付けました


日頃から偏屈ものだと
自負?する荷風です


その年の
荷風の庭の様子を見ると....


8月12日
夕顔の花が咲き出る頃
行水して 銀座に行き
晩食を食べ.....

の記述が見えます



8月16日には

隣の家のアサガオが 
垣根によじのぼって
荷風の庭に咲いたとも



9月23日
偏奇館の斜陽が甚しいので
園丁に命じて
プラタン樹3株を植樹



プラタンは、プラタナス
スズカケ(鈴懸)の木ですね


11月17日
チューリップの球根を植え


12月28日
福寿草を植えています



荷風は
一人暮らし


この頃は
母親がまだ存命ですが
別居


荷風は
旧宅にいた2年前

ある出来事から
母親の自分に対する
思いを知って


心のどこかで決別します


そして、旧宅をもはや
守るべき必要もなし
として


複雑な胸中ながらも


新しい家を建てたようです




さて、荷風の日記には
たくさんの植物が
登場します


私の勉強も兼ねて

時折、ご紹介できたら
幸せです


私なりの
荷風への 旅が
始まりました






今日のシメは....

唐突ですが
太宰治の小説の末尾の
別れのことばを...

好きなので 引用してみます


太宰が言うから

意味があるんですけどね
(改行しました)




....  

命あらば また他日。
元気で行こう。
絶望するな。
では、失敬。
(「津軽」より)