今日の一品^_^

グァバ

香りが、たまらなく好きです

ガルシア・マルケスの
『グアバの香り』(対話集)
読んだことはないのですが
グァバを見ると
いつも思いだします^_^



こんにちは、皆さま

今回も、本を通しての話に
なります


川端康成氏について
書きたいことがあって

この間から
検索していました

ユーチューブで
彼の映像を見ることが
できました


川端康成氏を囲んで、という
伊藤整、三島由紀夫両氏との
鼎談(ていだん)


1968年、日本人初の
ノーベル文学賞受賞の知らせを受けて行われたもの


川端氏の声を
はじめて意識して聞きました

さりげない声、内容
照れた時の表情や話し方に
魅入ってしまいました^_^

眉からアゴまでの面積と
おでこから髪の毛までが
同じくらいに見えます

大きな目に八重歯
小顔です^_^

二人に比較すると
口数  少なく...
微笑んだりしている川端氏

そのなかで、彼が

ノーベル文学賞の候補作は
日本語でなく翻訳されたものを(選考委員の先生方は)読まれたわけでしょう。翻訳者の方の功績が大きいですね

...そんなふうな意味のことを語っていたのが印象的でした



そして

調べていて
発見しました!

川端康成夫人・秀子さんが
私と同じ郷里
八戸市のご出身だったこと

意外な接点に驚きました


川端秀子さんの
著書も読んでみたい...



今回、書棚を探して、ア然
川端康成氏の本、一冊もなし


『雪国』だけは
あったと思うけれど...

その他は....

まともに読んでいないかも...
ああ、なんということ
これからきちんと読みたいです

(ハナキリン)


川端氏の 自殺の報には
少なからず衝撃を
うけましたが
ゴシップのようなものが
常につきまとっていたように思います


そんなふうな感じの
私ですが

川端康成氏は
気になる方なのです

さて、今回は

作品そのものでなく
川端氏の側面のことで
印象に残ることがあったので
書いてみます

それは

ハンセン病回復者で作家の
伊波敏男さんの本
『花に逢はん』を読んで
知ったことです

この本は、幼くしてハンセン病を患い、差別と偏見にさらされ、家族からも社会からも隔離されて生きざるを得なかった半生を描いた作品です





本書に、川端氏の
ことが出てくる場面があり

私のこころを捉えました


川端康成氏とハンセン病


検索して詳しく知った
ことですが

川端氏は
ハンセン病を病んでいた 
『いのちの初夜』の作者である北條民雄を励まし
作家として世に送り出した人でもあります

それで、いろいろ
謎が  
繋がった感じがしました

(仏桑華、ハイビスカス)


1958年、川端康成氏は
沖縄ペンクラブの招きで
沖縄を訪問


著者が中学3年のとき
でした

本書によれば

担任の先生が、ビックニュースとして


「『伊豆の踊り子』の川端康成先生が、あさって愛楽園(註:ハンセン病療養所)に来られる」と伝えます

「それに、わざわざ学校までお出でくださる」
そして
「皆さんの作文をぜひ読みたいので、今晩中に、ホテルまで届けて欲しい...」と


当時、日本ペンクラブ会長だった川端康成氏の沖縄訪問は、「新聞紙上を賑わして予定外に愛楽園にも足を伸ばしたいと望まれ、おまけに澄井小中学校の子どもたちにも会いたいとの連絡を受けていた...」

「6月6日。...校長先生が...川端先生から電話があってね。関口君(著者・伊波敏男さんのこと。末尾に註あり) の作文を読んで『この子と話をしたいのでよろしく』と...」

(月桃=げっとう、サンニン)


訪ねてきた川端氏は
作文を読んで関心を寄せた
関口少年を呼び、話をします

本は好きかと尋ね
『いのちの初夜』を読んだかと尋ねます
読んだと答えると感想を求めました

川端氏は、関口少年の
返答に涙を浮かべ...

「あなたは....『いのちの初夜』が、民雄の悲しみが、....。分かっています...」と
語りました

さらに
「たくさん書きなさい。自分の中に一杯蓄えなさい」と励まされ、何か欲しいものはないかと

本が欲しいと答えた関口少年のもとに、後日、木枠で荷造りされた本が川端氏から
何箱も届けられたといいます

川端氏が読んだ彼の作文の
ことも書かれてあるので
関係箇所を掲載します

川端氏の雰囲気も
よく伝わってきます







人は、その生のなかで、たくさんの出会いを得ます

なかでも、琴の線のように
細いけれどしっかりと
人生を導いてくれる
出会いがあると思います

伊波さんの筆致は、とくにそこを誇張して書いたものでなく、思い出の一コマとして、むしろ、淡々と書かれていますが

「旧版(初版) はじめに」の
なかで
川端康成氏から、声をかけてもらったことが、次のように書かれています

「...川端康成氏が私の膝に手をのせながら、『たくさん書きなさい。自分の中に一杯蓄えなさい』この呼び掛けが、記憶の奥から聞こえてくる。この静かな声が、私を書物を読む喜びに誘ってくれた。....」


最近のこと

お訪ねしている「かおん ♩」さんのブログ、「心映えの栞」(8月11日)で、次のような言葉に出会いました


「一生の間に
一人の人間を幸福にすることが出来れば  自分の幸福なのだ
(川端康成・敬称略)」


これは、「一人の幸福」という作品の中に出てくることばだと、調べてわかりました

川端氏の特異な略歴を知って
いま、そのことばに思いを馳せています

なお、伊波敏男さんの『花に逢わん』は、沖縄タイムス出版文化賞を受賞されています

伊波さんには
『ハンセン病を生きてー 君たちに伝えたいこと』『島惑い』などの著作があります

私たちはたくさんの歴史の中に生きていますが

ハンセン病の方々が受けて来られた国や社会からの差別偏見の歴史の一端を知ること、考えることが大切だと思っています

そして、いまの社会の似たような事柄にも照らし合わせて
思いを寄せたいと


伊波さんは、
現在も、お元気だと思います

註: ハンセン病患者は、親戚縁者に累が及ばないようにするために名前が変えさせられた歴史があります



今日のシメは
お休みします^_^

庭の花は、ずーっと咲いてくれている花の写真を少し

※今回はWikipediaなどネットからの情報をたくさん参考にさせて頂きました。本当に便利な世の中になりました。有難うございます。

ご覧いただき、感謝しています
すてきな一週間になりますように