ハワイ土産のレイを
首にかけた
ルルの写真

なんだか
私より
お姉さんに見える
(そう、だって、
ルルはおばあちゃんだもの)

モナリザの微笑みのように

優雅で
気品があり
解脱したかのよう

うっかり転んだり
ご飯をおねだり
したことを
忘れさせるほど

上品な  たたずまい

ルルは
何歳頃からか

モノがよく
わかるようになった

日々
私たちの動きが
見通せる場所に
陣取り
我が家を観察して

なるほど、
を積み上げていったのだろう

最期は
自分の身体と
向き合い 

抱かれることも
受け入れて...

ああ、末期
何度も布団を
蹴ったのは

ルルさえ
抑え切れない
生命の
ことば

ルルを抱いて歩いた
2月の

夜はふかく