ルルの
散歩姿を見てきた
人たちは

ちょっと
弱りましたねとか 

だいぶ  
痩せてきましたねとか

やさしい気遣い

小学生たちも

何歳ですかとか
おばあちゃんですかとか

ルルは
もう目も見えなくて
耳も聞こえません
ちょっと食欲もなくて

そんなふうに
伝えている頃は
まだまだ
元気があった

亡くなって

しばらくは
誰にも
会いたくなくて

そのことを
話したくなくて

たぶん  まだ
ルルを胸に
抱くように

誰にも  触れて
欲しくなかった

ルルが
立派に  命を終えて
この世を後に 
したことを

伝えられる
時まで

しばらくは

人目をさけ

そんな時間が
過ぎて

いま
溢れる
想いのなかに