タミフルのOTC化 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

OTCとは、医師の処方なしに、自分の判断で薬局で購入できる薬のことである。

 

医療費削減のために、多くの薬をOTC化しようとしている。つまり、薬は薬局で購入すればいいから、医者にかかるなということだ。これは医療費削減の切り札にはなる。

 

インフルエンザの薬、タミフルまでOTC化を考えているとは思わなかった。国はまじめにOTC化を考えている。製薬会社はOTC薬として販売できれば、売上は間違いなく売れる。

 

一番の問題は、インフルエンザが流行すると、インフルでなくても、インフルにかからないようにとタミフルを飲む人が続出することだ。

 

売上はすごくあがるが、インフルでない人がかなり服用するようになる。

 

そうでなくても、タミフルは使われすぎて、インフルウイルスに耐性ができ、効く確率が低い。OTC化されたら、必要無くてもみんなバンバン飲むようになり、タミフルそのものが効かなくなってしまうだろう。効かない薬を飲み続けることになっていく。

 

必要ならばタミフルを服用するのはいいが、飲む人の多くは必要がない人ばかりになることだろう。

 

製薬会社はもうかるかもしれないが、いい薬をひとつつぶすことになる。それがOTC化。