16日の21時から、教育テレビで不妊治療について取り上げていました。内容は、産婦人科医や不妊治療経験者を夫婦でインタビューしたり、10年治療を経験して治療のやめ時が分からなかったことで、夜になると泣いていた話などでした。
私自身は経験したことがないので、あの番組を見て人工授精や体外受精の話、治療経験者の心のケアなど、経験者じゃないと分からないよなというのが率直な感想です。不妊治療は費用も高額だし、産婦人科で注射や投薬などで心身すり減ってしまい、出口の見えないトンネルにずっといるような感覚の時って、生きていて本当にしんどいと思います。
あと、どんなに医学が進んだとしても、不妊治療以前の問題だと思いますが、子供が欲しいかそうでないかで、気持ちのすれ違いが起こるのもまた辛いと思います。不妊治療や子育ての不安以前の問題で、夫婦で気持ちが同じ方向を向いてない…共に歩みたい人生のモデルが全く違う、パートナーの思いやりに欠ける態度が多いなど、治療の話なんてできたもんじゃない所で苦しんでる人ってたくさんいると思います。性行為あっての話ですから、子供が欲しい、パートナーとの赤ちゃんが欲しい、単に欲求のためだけじゃなくて一緒にいるパートナーと性行為をしたい…そういう気持ちをどちらか一方が聞き入れる気がなかったり、話し合いなんて話を聞いてもくれない、自分の存在価値って相手にとっては何だろう。そこの部分で苦しんでる方多いと思います。
こんなこと言ったら、不妊治療経験者に怒られると思いますが、テレビで夫婦でインタビューに応じたり、産婦人科や泌尿器科で一生懸命夫婦で治療に励んでる方は、子供を授かりたいという同じ目標に向かって頑張っているわけですから、同じ方向を見てる訳だし、互いに思いやれる部分ってあると思います。
パートナーとよく話し合ってくださいねというアドバイス…それは話し合いができてる夫婦やカップルに限ってできるアドバイスではなかろうか。
私は、体外受精で授かった夫婦を2組知っていますが、治療期間は1年だったり10年など、わたしには想像も付かないほど夫婦で悩んでいたと思いますが、2組の夫婦の関係を見ると子供が欲しいという気持ちでは、一点の曇りもなく同じ方向を見てるし、だからこそ精液の採取や誘発剤の投与など、精神的に負担がかかることも2人で乗り越えられて来たんだと想像します。
不妊治療をスタートする前に着目したいのは、互いに赤ちゃんが欲しいという気持ちで同じ方向を向いてるのか、当事者自身がパートナーと共に生きていく上で目指す家族像って何なのか、性行為したいと思えるのか、そこについて話し合いできるのかを考えることだと思ってます。お互いの存在価値を認め合えなかったり、そもそも何のために結婚したのか…そこを見いだせないままの家族計画ほど辛いものはないと思います。