福岡県 鞍手郡 鞍手町の音楽教室![]()
みずま音楽教室
当教室には特別支援を必要とする子もいますが、『特別』という『』がなくても誰でも皆んな特性が有り、そして今どきのお子さんたちは皆さん忙しいので、それぞれがそれぞれに支援の必要性=工夫の必要性を感じます
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音読みも出来ているしある程度時間をかけて練習をしているけれど、どうしてもミスが多い子たち…
よく観察をしていると、その子たちは暗譜以前に演奏においての『覚えること』が難しそうです
例えば
次の音は何か?
次にどんなリズムが来るのか?などがスッと頭の中から消えていくような
ある生徒さん曰く「頭が真っ白になる…」と
ソレがその子の『特性』であり
その子はこのことで困っている
だとすれば、そこに対する
『工夫』が必要となるワケです
その工夫とは何かと言うと…あまり音楽的な指導法ではないと思いますが
『+1方式』
何かを覚える時に『+1』の動きを絡ませると割とスムーズに覚えられ、ミスが改善されやすいです
この方式を更に2つに分けると…
①ダンスの振り付け方式orこじつけ方式
②ウォークラリーor関所方式
と、なります
なんやねん、ソレ?(^_^;)
では①を解説!
※一例ですが
・右(右手の意識)・左(左手の意識)・あべこべ(片手それぞれをずらして弾く促し・ごっつんこ(2度の音の促し又は両手が揃う促し)」と、覚えづらい部分やいつも間違えてしまう部分を、手・指・目線の動作や気になることを言語化し(私が生徒さんの横で声を掛けながら)ダンスの振付を覚えるように弾いてもらうのです
側から見ていると「コレ、何のレッスンをしているんですか?」って尋ねられると思うのですが(笑)
とにかく気になる箇所に印象的で、端的で、動作のアシストになる言葉を掛けていくのです
手の運びが遅れる子は短期記憶の課題も考えられますが、意外と見過ごしがちなことは目線の運びの遅れです
※今、その瞬間に弾いた音への視線がそのまま動かない生徒さんっていませんか?(楽譜上でも鍵盤上でも)
もしくは『視線の動き』が明らかにワンテンポ遅れている(動体視力とも微妙に違うのですが…)
これは一般的な視力の課題というよりも、両眼のチームワーク機能の課題(ビジョントレーニングの領域課題)+心因性の分野であると私は考えます
※心因性と言っても医療の対象ということでなく、その行為の中での緊張から発生する一時的なもの、又は傾向と捉えた方が良いと思います
ビジョントレーニングについては過去のブログで綴っていますのでご興味のある方は遡ってお読み頂けたらと思いますが、この場合レッスンの中で僅かな時間ですがトレーニングの時間が必要ですし、積み重ねが大切です
今回のブログに登場している生徒さんたちはビジョントレーニングの必要性がゼロとは断言できませんが、どちらかと言うと心因性の方が強いと感じます
その場合の対応として、『これから起こる動作予告の言葉掛けの配慮』が必要かと思います
音が開離しているならば「離れるよ!」とか「飛ぶよ!」など、又「目線♪」などの視線誘導の声掛けももちろん有り!
敢えて音名やリズムを言うのではなく、あくまでも弾くための動作の促しの言葉に特化して声掛けをしてあげます
こう言った言葉は動作をそのまま指しているので、生徒さんも耳に残り易く、お家練習の時も割と困らないことが多いという実証が幾つも見受けられました
動作を促す言葉であればどんな言葉でも良いと思います
ですから私は『こじつけ方式』とも言っています(笑)
そうやって気になる部分がしっかりと身体に落とし込めたら次は通奏なり完奏ですが
②
全体を弾く時に気になっていた部分をウォークラリーの『チェックポイント』又は『関所(笑)』のように
“一つ目通過〜!”
“二つ目通過〜!”と
『通過の意識を持たせる練習』→『実際に通せたよ!出来たよ!』の実体験をひたすら重ねるんです
そうして演奏を固めるることで弾く子たちの安心へ変えていく
そこからようやく曲想・表現の課題へと移行していく…といった練習方法にしています
仏像を掘って魂は後から、というワケです(笑)
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『覚えづらい子たち』は共通して生真面目ですし、完璧主義的な部分も垣間見えます
ですから『最後まで辿り着く』ことを強く求めてしまう傾向があるので、演奏内容よりも「ちょっと間違えるけれど最後までいきました!」という言葉をよく聞きます
実際に生徒さんの練習量は少ないワケではない
ですが、蓋を開けると「最後までいきました。」の手前の『繋がらない演奏』が点在しているので、厳しい表現になりますが“さて…これは…どこから手をつけてあげようかな(・・;)”という状況を目の当たりにします
生徒さんからすると焦りが先立って足元(この場合手元ですね笑)が見えないのだろうと思います
気持ちはとても分かります
ですが、どんなに時間を掛けても自分が思うような成果があがらない(泣)
せっかくの頑張りも報われないと…練習が嫌になっちゃうと思います
だったらどうする?なんですよね
要は練習内容=気づきと工夫なのだと思います
先ずは部分練習
その部分練習が上手くいかない時はオリジナルの工夫が必要となり、特に覚えることが苦手な生徒さんには①の方法がピッタリ!
『+1方式』は学校のお勉強の中でも皆さん経験しているはずです
歴史の年表や元素記号、鉱石を覚える時って、言葉のリズムに乗った覚え方であり、語呂合わせという名の『こじつけ』なんですよね(笑)
覚える時に黙読だけではなく声に出してみることや、書きながら覚えるなど、何か『+1』の動作を入れることで覚えることが身体の記憶として刷り込まれます←コレがとても大事!
リトミックのお子さんたちがリズムを覚える時や言葉を促す時の『言葉とリズム』もこの考え方ですよね(+ 1にすると緊張をほぐしながら楽しく身につくというメリットもありますが)
音楽の表現指導はそこからもっともっと先へと繋がっていきます
「ミスをしない演奏が良い演奏」ではありません
「ミスのない演奏が全て」ではありません
ですが、それを「大丈夫だよ!」と形として見えないモノを伝えてあげても、“自信に繋がる形”を生徒さんが実際に紡ぎ出せたら、その子たちは安心と自信を生みます
つまりその子によってはその子の望むよう『ミッション』を先取りして、「楽しい!」を後回しにしてあげても良いと思うんです
ですから『+1の方式』が、演奏を楽しむその手前で困っている子たちへのレッスンアプローチの一つであっても良いかな?と思います♪
「こうでなくちゃいけない!」は、ないのですから