発表会アナザーストーリー・その④終 | 鞍手町ピアノ•エレクトーン•リトミック•障がい児対応可レッスン 「みずま音楽教室」

鞍手町ピアノ•エレクトーン•リトミック•障がい児対応可レッスン 「みずま音楽教室」

福岡県鞍手町でピアノ•エレクトーン•リトミック教室の講師をしています!
レッスンのひとコマやPVなお話、マジメなお話から笑っちゃうお話…色々と綴っています♪HPもぜひご覧下さい♪ http://mizumamusicschoolforeb.jimdo.com



音符福岡県 鞍手郡 鞍手町の音楽教室音符

みずま音楽教室


最後のアナザーストーリーは…


最重度の知的障がい児さんでありダウン症の生徒さん・D君とお母さま


昨年開催した久々のホール発表会はコロナ禍でしたので、連弾やアンサンブル発表の場となる第2部を中止にしました(生徒さん同士の密着・密集を避け、ご来場の皆さまにも長時間のホール集合を避けて頂くため)


コロナ禍前までのホール発表会はD君にとっては少々長丁場だったので(事前にお母さまとお話をさせて頂いた上で)D君の演目が終わり次第、会場を後にして頂いてもOK!ということにしていました


長丁場になると当然ながらD君本人も疲れてしまうし、お母さまとしましても“(D君が)突然大きな声を出したり落ち着きがなくなったりしたら…”と、発表会の静かな環境下では親御さんとして気掛かりな時間が心労となります


オマケに昨年は感染対策の一つとして『クールダウンスペース』を設置しなかったのです(当教室はコロナ禍前まで会場の一角にパーテーションを立て、支援の必要なお子さん方が少しでも気持ちを落ち着けられるよう『クールダウンスペース』を作っていましたが、D君の場合これまでも『クールダウンスペース』の必要はそこまでないかな?という感じでした)


しかし昨年のホール発表会はコロナ禍だったからこそ、一部のみ(ソロ演目のみ)の発表会でしたのでお母さまとD君は初めて発表会の最後まで会場に居ることができたそうです♪


ですが、発表会の途中でD君が少し声を出しそうになった?もしくは落ち着かなくなった?ようで、お母さまは“ホールから一旦出よう!”と思われ、お母さまとD君はロビーでクールダウンタイムを過ごしていたそうです


その時、発表会の準備で手伝いに来てくれていた私の実妹にもれなくついて来てくれた(笑)子ども(姪っ子・小1)がその時ロビーにいたらしく、D君のお母さまのところに来て「(発表会の最中だけど)なぜココにいるの?」と尋ねたそうです


お母さまは「(D君が)大きな声を出したりしたらみんながビックリするでしょう?だから少しお外にいようと思って。」と姪っ子へ答えてくださったそうです


すると「なんで?だいじょうぶだよ!」と即答をした姪っ子の言葉にお母さまはビックリと同時にとても嬉しかったそうで「そう⁉︎大丈夫かな?分かった!じゃあ戻るね!」とホールへ戻られたそうです♪


※細かいディテールは多少違うかも⁉︎しれませんが、9割は合っていると思います(^_^;)


お母さまは「凄く嬉しくて背中を押されました‼︎」と発表会後のレッスンでお話をしてくださいました


私は舞台袖でてんやわんやでしたので、そのようなことがあったとはつゆ知らず(^_^;)お母さまからその一件を教えて頂くまでは全く知りませんでした


昨夜、改めてその時のことを姪っ子にビデオ通話で尋ねてみました


「Dくん、たのしそうにしていたし、やさしいし、しずかにしていたよ。だからだいじょうぶっておもったの。」



❇︎


私には障がい者の親族が2人います


1人は自閉症、もう1人も自閉症ですが重度の知的障がい者です


実妹が帰省の際、甥っ子・姪っ子は親族の家にも必ず顔を出すのですが、その時に親族がグループホームからの帰省と重なる時もあり、甥っ子・姪っ子は「お兄ちゃんたち(ガッツリおじさんの年齢だけど^^;)居たよ〜!こんにちはって言ってくれたよ〜♪」と話してくれます


私の育ってきた環境と同じように、甥っ子・姪っ子も幼い頃から身内の障がい者と接していることで自然に身についた『障がい理解』があると思います


甥っ子・姪っ子が親族たちのことをどのように受け止めているのか?私は尋ねてみたことはありませんが、少なくとも親族に対する気持ちとD君・D君のお母さまに抱いた姪っ子の気持ちに何も変わりはないと思うのです


私たちは同じ人間だよ


だから『申し訳ないです』『ご迷惑をおかけします』『すみません』はいらないよ


そして『心配しなくてもだいじょうぶだよ!』


ということを


何よりD君のお母さまが“子どもの言葉”というよりも“人の言葉”として姪っ子の言葉に耳を傾けてくださり、心に留めてくださったお気持ちの寛容さには『D君のお母さまらしさ』が溢れていると強く思いました



D君・D君のお母さまのエピソードから身内ネタにすり替わって大変恐縮ですが(^_^;)


人と人が関わることで広がる景色が、発表会と時を同じくして私の知らない場面で繰り広げられていたことに、何だかフワッと温かい気持ちになったエピソードでした♪



アナザーストーリー、当然ながらまだまだ、まだまだ、まだまだございます!


生徒さんの人数だけ考え深い、味わい深いドラマがあります!


ココに全ての生徒さんのことは綴れませんが(申し訳ないのですが)また折を見て綴りたいと思います♪


お読みいただきありがとうございました♪


終わり