昨年のお話
ある生徒さんが某所で一緒のお友だちや先生(音楽教室ではないですよ)に当教室のYouTube発表会のことや生徒さん自身の演目のことをお話しされたそうで♪(確か撮影会直前?直後?だったと思います)
「みんながひいて!って
いってくれたからひいたよ♡」と
私は「あら!そうなんだ〜‼︎いいじゃな〜い♫みんなの前で弾けた?みんな何か言ってくれた?」と尋ねると
「先生が『それだけ?』って」
えっ⁉︎( ; ; )
文字起こしで見るととても冷ややかな言葉に映りますし、お子さんの伝聞だけでは分かりづらい“その場の雰囲気の中での言葉”というモノもあるとは思いますし、生徒さんもそこまでネガティブな受け止め方はしていないような感じでしたが…
これが子どもさん同士での会話であればそれはまだご愛嬌ですが、もしこれが本当に先生のお言葉だったらちょっとショックだな… 私が神経質だけなのかな?(・_・;
生徒さんが大切に積み重ねてきたレッスンの成果+生徒さんが自信を持ってお披露目する大切な場面での演目…それがどんなスタイルであったりどんな内容やレベルのモノであっても、先ずはそのお子さんの頑張りに対して(場合によってはその頑張りを想像して)「いっぱい練習したんだね!すごいね!頑張ったね!」と私ならば褒めてあげたいなぁ…
そして偶然にもほぼ同時期に別の生徒さんから上記の生徒さんと同じように、「発表会で弾く曲を人前で演奏したよ!」というご報告を受けました♪
その場には生徒さんも含め当教室の生徒さんがもう1人いてくれたので、2人それぞれのお披露目になったとのこと
2人それぞれの理解度に合わせた選曲でしたが、その場にいた担任の先生は「2人ともよく頑張っているんだね!すごいね!上手だったよ〜♪」と皆んなで褒めてくださったそうです♪
生徒さん、とてもとても嬉しそうにお話をしてくれて、そしてもう1人のお友だちの演奏も「すごくじょうずだった〜‼︎」と刺激を受けたようです
ちょっとした言葉掛けだけれど、子どもさんの背景を想像した言葉かけや自信を与える言葉かけ、努力を讃える言葉かけの大切さ…とても対照的なエピソードでした
❇︎
子どもさんたちっていっぱいいっぱい色んなことを頑張っています
毎日、毎時間、毎分をキラキラさせたり、時にはションボリしたり、泣いたり、怒ったり、笑ったりしながら精一杯生きています
その中で『たったこれだけ』『たったこれくらい』はありません
特別支援の必要な、ある最重度の知的障がいの生徒さん
一昨年まではリトミックレッスンのみでしたが、今は本人の理解度を確認しながらゆっくりペースでリトミック+鍵盤あそびに取り組んでいます♪
『わかった‼︎=できた‼︎=楽しい‼︎』を積み重ね、その子が鍵盤あそびに辿り着くまでに必要とした年月は約6年、そして緩やかな鍵盤あそび歴は2年目に入りました
知らない人からすればその子の表現は一瞬の出来事と思われるかもしれませんし、“これだけ?”と思われるかもしれない
でもそこには8年の年月があるのです
重ねた時間や本人の努力に親御さんの支え…目に見えるモノ・目には見えないモノがたくさん、たくさん、たくさんそこにはあるのです
レッスンが8年目に入り
生徒さんが♩を見て
初めて自分の力で
「タン!」と元気に言えた日のこと
四分休符のカードを見て
「ウン!」と言えた日のこと
そして四分音符と四分休符の
組合せをみて
「タン・ウン!」と自分の力で
リズムを追視し、歌って叩けた昨年末
嬉しくて嬉しくて
本当に嬉しくて
胸がいっぱいになって
お母様と手を叩いて
喜びあったレッスン
それは
『(たった)それだけ?』じゃない
支援の有無を問わず
誰にだってその一瞬には
積み重ねた努力という
大切な日々が詰まっていることを
大人や教育者・指導者や支援者は
決して忘れてはいけないと思います
