当教室のリトミックレッスンの中にはクラフト(工作)項目があります
テーマにそって色ぬりをしたり、えんぴつやクレヨンで線をなぞったり、素材を丸めたり、手でちぎったり、ハサミを使って切ってみたり、糊を使って素材を貼ったり、シールを貼るなどの創作活動です
工作・創作は音楽と同様、感性を育む項目なのでレッスン内容にそったクラフトの時間があると、その日行ったレッスン(お歌や音・リズム遊びなど)をもっと深く楽しめ、表現の幅や深みにも繋がりますし、単的に見てもレッスンの中に“工作”という時間が入ることで新鮮さ、又はちょっとした息抜き的な要素も加わります
『形として残る』という点も良いですし、微細運動の観点からも当教室のリトミックにおいてクラフトは大切な時間です
そんなクラフト項目において登場率の高い道具はクレヨン(クーピー)・ハサミ・糊ですが、今回のブログでは『ハサミ』について少しお話をしたいと思います
私は生徒さんがハサミを使う際、観察するポイントがあります
ハサミを使う時ってついハサミを持つ手の使い方に目が行きがちです
確かにそのチェックは大切なのですが、私は利き手とは反対の手の動かし方にもかなり注目します
先ずは安全面において、利き手とは違う手が刃先に接近し過ぎていないか
紙などの素材をどのように支えながらその素材を傾けたり、時には回したり、ハサミを使いやすくする為のその子なりの小さな工夫(考え)を観察します
手の使い方は指先の微細運動のチェックにもなりますが、それだけでなく手・腕といった上肢の使い方や力の入り方(力が入り過ぎて疲れてしまい、集中がしづらくなっていないか)・姿勢の保持、作業の際の目線(注視・追視)ビジョントレーニングの観点からもチェックします
ここまで綴っていますとお子さんを鬼の形相で凝視している私をご想像されるのでは⁉︎(^_^;)
いえいえ、そんなことはなくサラッと観察します(笑)
お子さんが夢中で作業をしている時はあまり多くの言葉をかけず、その世界に没頭してもらっています(必要な時にはアドバイスを入れますが)
ただその時に親御さん方にはその時のお子さんの状況について“生解説”をさせて頂きます(笑)
大体の親御さんは「ついハサミを持つ手や上手に切れているかを気にしてしまうけれど、確かに反対の手の役割も大きいですよね!」と改めて驚かれます
そうなんです
発達や特別支援を学んでいる方は(その専門的視点から)道具を持つ手だけでなく、利き手ではない手をどうしているのかなど、それぞれの手の使い方や姿勢、その子の癖、目線の動きなどを多角的に観察する職業病的な視点を持っています(^_^;)
でもこの視点はとても大切です
お子さんによっては利き手が定まっていない場合もあります(その時々や物によって左右の手を交代するお子さん)
例えば左利きを何らかの理由で右利きに矯正された方は、鉛筆は右手、だけどつい手が出るのは左手というふうに、そもそもの利き手の名残がある方もいらっしゃるとは思いますが
ここで述べているのは前述の方とは少し違います
打楽器の叩き方を一例にしますと、左手でタンバリンを持って右手で叩く行為が継続しづらく、何度もその役割と手を替えるケースです
そういったお子さんの場合(お子さんにもよりますが)正中線・中心軸が未発達だったり、ゆっくり育っている可能性も考えられます(つまり左右の未分化です)
そのことはその生徒さんとのレッスンカリキュラム作りのヒントになり…つまりその生徒さんに必要なサポートを考える上で貴重な観察機会になりますので「楽しくできたね♪」とお子さんの満足感に寄り添いながら、指導者側の観察タイムも兼ねています(^^)
リトミックレッスンはそういった観察ポイントがたくさんあるのでお子さん方の成長の見逃さないよう、私は必死に(笑)でも楽しくレッスンをさせてもらっています♪
#東京五輪の開催中止を求めます
#子どもたちの五輪動員を中止して下さい