7月最後のブログは(多分最後^^;)少々重く辛いご報告です
ブログのタイトル通り、今年のみずま音楽教室の発表会は『中止』とさせて頂くことに致しました
この件は既に6月末に決定し、保護者の皆さまへの伝達・了解済みです
中止の最大の理由として保護者の皆さまへお伝えさせて頂いた事…
①コロナの代替薬はあるものの、現状としてコロナに対するワクチン等の薬が開発途中であり、一般な普及以前に薬が存在していない事(治験などを急いでいるモノはあるようですが)
② ①を踏まえた上で私たちが出来る感染防止策は三密を避ける以前に、感染のきっかけとなる機会又は行為を無くす事(例え小規模での集いや間隔を開けての開催であっても、結果的に感染の機会を作った責任者は講師となる為、個人としてその責任がおえない事)
この2点が6月の時点で中止を決めた最大の理由です(現状を見ますと…年内の開催を中止にして本当に良かったと心から思います)
中止を決断したこと、そしてその決断を保護者の方々や後に生徒さん方へにお伝えさせて頂くことは残念で残念でとても辛い事でしたが、保護者の皆さまはどなたも異議を問う方や「それはその時に決めれば良いのでは?」と言う方はいらっしゃらず、寧ろ
「先生!
来年のオリンピックの開催ですら怪しいのだからそれは当然の事ですよ!」
「先生のご判断についていきますから大丈夫です!きっと他の保護者の方も皆さん同じお気持ちだと思いますから。」
「残念だけど当然ですよ!」
と、皆さんそう仰って下さいました
※これは実際に報道されていた事ですが、福岡県で新型コロナに感染された方の“感染経路”の中に、『10人で野外飲食』が含まれているようで…
つまり野外でも感染するという証ですし、要は『集うこと』と『飲食(お喋りや飲食時にマスクを外す状況を作ること等)』が感染の可能性を高めるのだと思います
この事は発表会の開催にも繋がるポイントで有り、いくら換気を徹底しても『集う状況・集う環境を作らない事』が感染予防の基本だと改めて強く思い知らされました
もちろん会場を利用しながら様々なスタイルでの開催を想定してみました
例えばお1人の生徒さんにつき1家族のみ同伴で、時間を区切って演奏して頂くなど…でもこれは毎回の除菌作業とタイムスケジュールが大変過ぎますし(人手も足りない)、お借りする会場にも何かがあった後ではご迷惑をお掛けすることにも繋がると思い、利用自体をキャンセルしました
そして発表会後…
大抵発表会後の1週間はレッスンがお休みとなり、私はレッスン=仕事が休みとなりますから自宅に引き籠る事も出来ますが、生徒さんや親御さん方は“レッスンは”休みになっても、(当たり前ですが)学校やお仕事が休みにはならず、それぞれの日常が流れます
発表会という場に集う事で発生の可能性を高めるクラスターが非常に心配ですが、その後の1〜2週間の生徒さんや親御さんの感染症状はないか?体調に変化はないか?(場合によっては)各地でクラスターに繋がる事が発生していないか?を心配しながらの日々を過ごす事を想像しますと…
個人的に通常の感覚でいる事ができないと思いましたし、フリーランスにとって開催する事自体が余りにもリスキーです(もしこのことを単なら講師の保身やワガママと思われるので有れば非常に残念です)
これが未だ見ぬ秋冬であっても、この夏の時期であっても(今は春よりも感染状況は悪化の一方で非常に危険なので)せめて今年は生徒さん方の健康を第一に考え、『集うこと』と『ホール開催に拘ってはいけない』と思い、講師としての責任の下、中止の決断をさせて頂きました
もし開催の方向でいたとしても、コロナの状況次第では会場サイドから利用中止の連絡が入る可能性もあります
そうなった時の生徒さん方=演者のやりきれない気持ちを想像しますと…早い段階での方向性の決定は大事だという結論に至りました
当教室にとっては1年に1度の大切な発表の場…
中にはこの発表の場がステージデビューとなる生徒さんや、今回がラストステージとなる可能性の高い生徒さんもいらっしゃいます(私個人としては戻って来て欲しい‼︎)
コロナ休講明けの最初のレッスンで、今年の発表会が最後になるかもしれない生徒さんが、発表会の開催の有無を私に尋ねてくれました
心配していたのでしょう
当然ですよね…
私はその子へ正直に中止の旨を伝えました
その子は涙ぐんでいました
生徒さんも開催の難しさはどこかで感じながらも「何とかなりませんか?(笑)」と冗談っぽく私に尋ねてくれましたが、
私は真剣に生徒さんへ伝えました
「発表会の開催はもちろん先生も望んでいるよ!
でもね、“もしも”を考えるのは先生の大事な役目なの
何故かと言えばこの教室の責任者と、発表会を開く責任者は先生だから
例えば発表会を開催した後、(そんな事あってはならないけれど)◯◯ちゃんがコロナに感染しました
幸いな事に重症ではなく、入院と治療で直ぐに退院ができ、◯◯ちゃんはいつも通りの生活を送る事ができています
◯◯ちゃんの命が救われた事は本当に有難い事だけれど、「良かったね!」「心配したよ〜。」で済まされる事ではないのよ
軽症の方であっても後遺症に苦しんでいる方はたくさんいらっしゃる
コロナによる症状が重かろうが軽かろうが、『うつす機会を作った人=先生の責任』は、「すみませんでした。」で済む簡単な話ではないの
◯◯ちゃんのお父さんとお母さんに対して「大変申し訳ございませんでした‼︎」と土下座をすれば許される事でもないのよ。
一生掛かっても許されない事なの
何故かと言えば何か一つ間違えれば命に関わる事だから。そしてそういう機会を作った責任は先生だから、結果的にみんなにもみんなのご家族にも大きな大きな迷惑をかける。謝って済まないことが起きる可能性もあるのよ。
そしてこのコロナはどんなに気をつけていても、人の隙を狙うウイルスだし、目には見えないから今は100%の安全が全く約束できない。
その約束ができない中に◯◯ちゃんや生徒さん達を置くことを先生は絶対にできない。
それを分かって欲しいな。」
「先生…弾き合い会もムリですか?」
※発表会の約1ヶ月前に行う当教室の『弾き合い会』
ある意味アットホーム雰囲気の中でのリハーサルのような集いで、生徒さんが皆んなの前で発表会の曲を演奏をし(その時の演奏は先の本場に向けての現状把握や奮起としての位置づけとし)、そして演奏後は普段個別レッスン故に集えない生徒さん同士のコミュニケーションの場として、ささやかなお茶会を催します。生徒の皆さんは発表会と共にこの『弾き合い会』をとても楽しみにしています)
「そうだね…残念ながら。」
生徒さんは目に涙をいっぱい溜めながら頷いて聞いてくれました
本当に辛い時間でした
でも伝えなくてはいけませんでした
それは命に関わる大切な事だから
そして現在…コロナの第一波の名残りなのか?第二波なのか?の感染拡大が各地で相次いでいますし、感染者数の増加スピードが春よりも確実に加速しており、実効再生産数も高まっています※某所はpcr検査を掛けると3人中1人は陽性判定が出る状況です
そして私の住む福岡県も感染者がかなり増えています(福岡県知事の「休業要請の瀬戸際」という声が出ているほどです)
気温などから感染者数が減少するだろうと思われていたこの夏のコロナの状況予想はいとも簡単に覆され、今年の秋冬云々どころか普段のレッスン・普段の生活自体に相当な注意をはらって過ごさなくてはいけません
私は既にマスクとゴム手袋、消毒グッズの備蓄を完了させました(今も不要不急の外出は控えていますが、再びこの春の自粛生活の様な状況に戻す予定で、日常の食糧備蓄を始めています)
再びの分散型レッスンも視野に入れ、保護者の皆さまにもその点はお伝えしています
とは言え…
余りにも緊張感をはらむ日々は誰にとってもストレスを抱えるはず
3月から3ヶ月間の代替レッスンと1ヶ月間の分散型レッスンで乗り越えてくれた生徒さん方の頑張りの為にも…例年の発表会とは違った形で『発表会代替企画』を設けたいと考えています
生徒さん方に対し講師ができる事は、感染防止を徹底する中で安心安全を保ちながら、形を変えても発表会と同じように『挑戦の機会を閉さず保持する事』…これに尽きると思います
ただ今生徒の皆さん方はその『代替企画』に向けて前向きに練習に励んでくれています♫
寧ろこのような機会や企画は2度とないかもしれません(^_^;)
だったらなおさらの事、限られた中で楽しみましょう♫
この事は生徒さんにとって必ず良い経験となるはずですし、講師としましても同じく良い経験になります!
♫
この秋冬…もしかすると「こんな事ならば発表会は余裕で開催できたね!」と言えるかもしれません
しかしそれは
全て過ぎ去ってみて分かる事です
何もなければ『日常』と『安心』と『安全』が偶々そこにあったという有難いお話
「発表会は中止になったけれどコロナがひどい状況じゃなくて良かったね!」と、この有難さを確認できるか否か…私はそこに対して“賭ける気”にはどうしてもなれませんでした
見えない未来に躊躇する事は時にチャンスを失う事に繋がりますが、この件はそういった精神論とか根性論云々で乗り越える事ではありませんから、冷静+慎重でいる事が当たり前でなくてはいけないと思います(特に今は)
実は発表会の中止に関し、とある重要機関に勤務する私の知人にも意見を仰ぎましたが、『年内は中止にすべき』と即答で返ってきました
そして私の立場…つまりフリーランス故のリスクマネージメントの観点からも中止の助言をしてくれました
ワクチンについては山中伸弥教授も『普通に頑張っても新薬の開発は10〜20年掛かり、奇跡的なスピードで開発出来たとしても2,3年は掛かる』と仰られていましたし、薬の副作用が出やすい私などからすれば、その点においても安易に安心はできないのです
もし来年の発表会の開催時期にコロナの新薬が開発されていなかったとしても、今年と来年とではまた違った改善の方向性を見出しているはずですし、世界中の人々のコロナに対する予防意識と行動、そして素晴らしいアイデアや知恵が持ち寄られ、拡散され、必ずや良い方向へと向かわせてくれるはずです
ですから…今年は『発表会の代わり』を楽しみましょう♫
そして来年の発表会を更に楽しむ為にも、先ずは誰もが健康でいることと、日々のレッスンを大切に頑張る事‼︎
これに尽きると思います