みずま音楽教室
障がいのある生徒さんと親御さんとの親子リトミックレッスン
『ぽこ・あ・ぽこコース』
このコース内のレッスンを受けてくれている
ダウン症の生徒さん・コウちゃん♪
今回のシリーズ記事のメインテーマ・『感触トレーニング』をお読み頂けるとお分かりかと思いますが、コウちゃんにとってこの課題はとても複雑ですから、私もお母様も長期に渡っての指導・支援を重々理解した上で、コツコツとレッスン項目を積み重ねていました
〈これまでのおさらい〉
・6種類の素材(お野菜や果物のオモチャ)を入れた中身の見えない袋と、その素材と同じ絵カードを準備
6枚の絵カードの中から1枚の絵カードを支援者が選択し、選択した物を渡す相手(今回の場合お母様又は私)の写真カードもこちらが1枚選択し、それぞれのカードを生徒さんに見てもらいながら+声かけをします→誰に・何をの部分を決める
・「ママに、リンゴを、どうぞ〜して下さい♪」
(“あげる”と言う表現を、敢えて“どうぞ”にしてみました)と言葉で指示を出しながら、『誰に何をあげる』を実際に見せて聞かせて伝える
・生徒さんは6種類のオモチャ(野菜や果物)が入った袋の中に手を入れ、生徒さんの手の感触のみで指定した物を選び取り、その物を指定した人へ渡す…と言う、非常に複雑な課題を行っています
コウちゃんは6種類(6択)の絵カードとオモチャのマッチングはほぼ100%
しかしそこに『誰に渡すのか?』と言う指示が追加すると、その部分だけはまだまだ低い正解率でした
非常に難しい課題です
ですから気長にコツコツと!
この気持ちでレッスンを積み重ねていましたが…
ある日!
コウちゃんは、6択(物)+2択(人物)の課題を見事にクリアーしちゃったのでした(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
凄いよ、コウちゃん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
でもコウちゃんのこの成功の予兆は、少しずつ見えていました!
それはコウちゃんが、私やコウちゃんのお母様の写真カードを、(ある時から)よく見ていたからです
実は視覚の面での理解(フォーカスする感覚)が深まってきている事も、レッスンでは感じ取れていました
様々な線をなぞる作業1つにしても、以前ならば“なぞる線”(つまり課題)に視線が合わず、別の方向を見ながら書く様な状況”でした
しかしその作業自体が少しずつスムーズになり、線をよく見てなぞっていたのです(書く際の指先の使い方や手順の理解も進んでいます!)
視覚支援は支援を必要とする方が絵カードや写真カードや見立てボード等を『見ている』という状況が粗々ベースになると思います
しかしコウちゃんの場合は、『注目をしてじっと見る事(注視)』や『見る事での理解』が難しい生徒さんだった事と、寧ろ見通しが立たない事への不安感が低いお子さんでしたので、敢えてレッスンでは見立てボードを使用していませんでした
ではどの様な支援を?
視覚支援を行う前の視覚支援をキャッチ出来る・理解出来る為のトレーニングを積み重ねてきました
具体的には…感覚統合の基盤となる体幹トレーニングをレッスンの中で積み重ね、更にビジョントレーニングで両眼のチームワーク機能を高めるトレーニングもレッスン中に取り込んできました(今現在もそうです)
その積み重ねが『集中して見る事』や、『物を捉える力』、『物事を理解する力』に少しずつ繋がっていくのです
因みに体幹トレーニングは身体の軸を作っていくトレーニングですので、発語の促しにも大きく影響します
そんな成長が少しずつ少しずつ見えていましたので、「いつか感触トレーニングにも繋がってくれるといいなぁ〜♪」と思っていた矢先の嬉しい出来事でした!
そして!そして‼︎そして‼︎‼︎…
つづく♪