今回ご紹介させて頂く生徒さんは、その日その時によって気持ちや集中力に“波”があります
お出迎えの際、生徒さんはお母様の後ろに隠れてしまい、ちょっぴり見えたお顔は怒りん坊顔( ̄^ ̄)
“おおぉ…今日はココからご機嫌ナナメちゃんなのねf^_^;了解‼︎”
私は私の中でスイッチをONにします
“新年最初のレッスンは、昨年のレッスンでの反省を生かしたレッスンにしよう‼︎”と強く心に決めていました
レッスンの反省は毎回します
その反省を次のレッスンへ生かす事は当たり前なのですが、レッスンはナマモノ!LIVEなので、どんなに考えていても流れない状況が出てくる事が現実です
年末年始のお休みが、講師自身のクールダウンとも考えて、もう一度レッスンの在り方・生徒さんとの向きあい方をゼロから構築して行こう‼︎
こんな風に思い、生徒さんをお迎えしました
生徒さんはお母様の足に絡みついて“くっ付きボウ状態”なので、お母様も大変f^_^;
お靴を脱いで、組んず解れつ状態でなんとかフロアへ上がってくれましたが、生徒さんはお靴を揃えていません
「じゃあお靴を揃えてみようか!」
「出来なーい」
「どうして?」
「靴が重いから」「手が届かないから」
生徒さんは“靴を揃えられない理由”を言ってくれました
靴は重く無く、手は靴の位置まで十分に届く距離です
今日のポイントはココ!
サポートはココから始まりました
「待つ」と言う時間作りです
生徒さんは靴を揃えられない理由を私に何度も言い、ついには玄関フロアで寝っ転がってしまいましたf^_^;
私は「ココで好きなだけ寝てても良いけれど、レッスンは始まらないね~!
でも大丈夫、先生はずっと待つよ~」と、言って待ちました
そして「先生と一緒に靴を揃えようよ!先生が片方のお靴を揃えるから、○○君がもう片方を揃えてくれるかな?」
「出来なーい」
「ハイ、先生揃えたよ‼︎次は○○君の番ね!先生はココでずっと待ってるね~!
じゃあお母さん、お先にお部屋へどうぞ~!」
「ボクもお部屋に入る~‼︎」
「お靴を揃えてからね~!待つよ~‼︎」
生徒さんは“梃子でも動かない先生”を感じ取ったのだと思います(*^^*)
そして靴を揃えていない事、このままでは良くないし何も変わらない事も生徒さんは分かっていますし、お部屋にも入りたい‼︎
生徒さんは重い重い腰を上げてf^_^;お靴を揃える事が出来、レッスン部屋へと移動する事が出来ました
それも元気良く走って(*^^*)
障がいのあるお子さまは“気持ちの準備の時間”が必要です
私はそれを分かっていながら、その部分をもっともっと大事にしてあげなくちゃいけなかったな…と反省していました
子どもさんによってはお部屋へ入る緊張感から泣いてしまったり、一歩も前へ進めない状況になる子どもさんもいます
それは緊張感からの拒否感が心や身体を萎縮させてしまったり、叫んでしまう等の状態で現れたりします
そんな子どもさんへの心が落ち着く迄の「待つサポート」は、これ迄の経験上あるのですが、他にも色んな形…つまり色んな言動での“緊張感の現れ”と言うのがあり、それは十人十色である事、その点について私の対応が不十分だったのだと気づきました
靴を揃えられなかった事、寝転がった事はあくまでも一つの現象であって、根本は玄関先でのご機嫌ナナメなお顔の表情=気持ちでした
この気持ちを解してあげる事がその子にとっての待つサポートであって、実は靴を揃える為だけのサポートでは無いのです
“ココを大事にしてあげなきゃ何も始まらない!先生は10分でも20分でも君を待つよ‼︎”と、講師の私は待つスイッチをONにしたのでした(*^^*)
お部屋へ入る迄に5分程掛かったでしょうか
今度はお部屋へ入ると「お椅子に座れなーい!」
おおぉー!また来ちゃったねf^_^;
座る位置サポートも足置きサポートも、こんな時は…f^_^;
「さぁ、先生は待つよ~!いくらでも待つよ~‼︎」
「座れなーい!お椅子嫌だー‼︎ココにいるー‼︎」とカーペットの上で直座りしちゃった生徒さん
「先生ね、○○君のお願いを聞いてあげたいけれど…先生のお願いも聞いて欲しいな…どう?」
「分かった、聞く」
「有難う!じゃあ先生のお願いを言うよ!
○○君が今日のレッスンを最後まで全部頑張って“キラキラマグネット”(←後日お伝えします)も全部置けたら、連絡帳におっきな“がんばりましたシール”を貼ろうよ!全部頑張った人だけ貼れるシールなんだ~!
でも、最後まで頑張ったらのお話
どうかな?最後まで頑張れそう⁇」
「はーい、最後まで頑張る!」
ここでも5分程?待つ時間が必要でしたが…結果、予定していたレッスンカリキュラムを生徒さんは全て頑張って、見事に終える事が出来ました\(^o^)/
すごーーーい‼︎
途中、「出来なーい」「無理ー」発言はありましたが、「待つよ~!」「頑張ったらシールだよ‼︎」と言うと「頑張る‼︎」と気持ちを立て直して、それぞれの項目に取り組んでくれました
実の所、レッスンカリキュラムが全て最後まで通せたのは今回で3回目でした
これ迄生徒さんの「出来なーい発言」に何とか頑張ってもらいたくて時間をかけ過ぎてしまい、結果的に何かしらの項目を飛ばさざるを得ない状況が通常でした
今回はこれ迄のレッスンの中で、1番レッスン時間をオーバーしてしまいましたが(20分)、それでも待つと言うサポートは、生徒さんの気持ちに寄り添う掛け替えのない時間であり、それはそれで大事な事なのだと思いました
生徒さんの心の準備時間、20分
この20分のサポートは、生徒さんにとってもこれからのレッスンにとっても、大きな大きなサポートになりそうです
今回は“待つ”と言うサポートに注目してみましたが、実はその他にもまだブログ上でご紹介していなかった王道サポートや、新しく取り入れたサポートもあります
それはまた後日…