家の近くからバスに乗ったら

二人の少年らと乗り合わせた。

目が合ったら

まるで敵にでも挑みかかるような

なんとも言えない

暗くて鋭い視線を向けてくる。

一言でいえば

嫌な目つきだ。

苦手だなぁ、ああいう子たち……。

 

すぐに

最近

うちの庭にすてられた

マックの袋を思い出した。

あの頭の壊れたオジサンに

すっかりなついている素行不良の爆走少年ら。

 

この二人も仲間では?

 

それから

友人の、ある知り合い女性の体験で

少年らが

マンションの雨戸に投石して遊んでいたため

警察に通報したら

逆恨みされて

少年らからしつこい嫌がらせを受けた

という話も。

 

近所のあの頭の壊れたオジさんも

爆走少年らも

どちらも近隣の住民からしょっちゅう110番を

されている、という点で

同じ立場で気が合うらしい。

少年らは荒れた広い庭の葉隠れに

バイクを隠してもらえたり

時々おごってもらったり

利用してる。

 

最近は

住民 vs オジ&爆走少年ら。

 

そのため

 

このごろでは

爆走少年らと同じ年頃の少年

(中学生か高校生)の

早々とやさぐれて歪んだ

いかにも学校のお勉強と相性が悪そうな

でも悪知恵だけは働きそうな

そういう類の眼差しに出会うと

もう本当に胸糞悪くて

もう本当に

狙われているような

そういう恐怖心さえおぼえてしまうのだ。

 

バスが目的地について

降りると

私はとにかくスタスタスタスタ

早歩きで駅へ。

(駅まで見通しの良すぎる一本道)

すると

なんと

バスの中で目が合った少年の

より悪そうな方の子が

私のすぐ後ろを

背後霊のように音もなく

追尾してきているではないか

 

私、

もう、ぎょっとしすぎて

走ろうかと思ったら

いやもう走り始めていたが

 

「おばさん」

 

げ、なんだ!?

 

とにかく無視。

 

「おばさん!」

 

ああ、やだ、なんなのよ。

 

「これ」

 

無視。

 

でも

 

何か差し出している。

 

一応、見た。

 

あ???

そ、それは

 

私のステンレスボトルではないか!

 

「立つとき座席に落ちました」

 

私、固まる。

 

バッグの中見る。

無い。

私のステンレスボトル。

超スリムなやつ。

スリムすぎて

スルスル滑り落ちがちなのが難!

 

うそでしょ。

 

「おばさんのですよね」

 

「はい……」

そうです。

 

「わざわざ、ど、どうも、ありがと」

 

二重の意味でうそでしょ……。

 

…………

私、急に笑顔作って

礼を言ったが

なんだこいつへんなばばぁ

……って顔して

彼は連れの少年に追いついて

とっとと駅の中に消えた。

 

 

ああ、疲れた。

 

みんな

爆走少年かその仲間の悪ガキにしか

見えない最近の私。

いやー、ごめんね、と

ペットボトルを持って追ってくれた少年に

思った。

 

 

ものすごく疲れた。

 

 

朝:コーヒー、ツナトースト、リンゴ

  カマンベールチーズ、カイワレ大根

 

  トマトジュースはミニグラスに一杯

  が精一杯。

 

 

 

 ご訪問ありがとうございました赤薔薇コーヒー