先日このブログを書いたら
Harune さん が
「ふたりの桃源郷」って知ってますか?
石原さんの感想を聞きたい!
とコメントくださったので、
kindle版をすぐ購入、
一気に読みました。
電気も水道も通っていない
山口県の山奥で
70歳を過ぎてから再び2人で
暮らしはじめた寅夫じちゃんとフサコばあちゃん。
テレビで話題になり、
映画化もされたこの老夫婦の25年について、
ドキュメンタリーの
ディレクターさんが、
ふたりのこと、見守る娘夫婦のこと、
そして制作スタッフの気持ちをまとめた
書籍です。
私はHaruneさんに教えてもらうまで、
この夫婦のことを全く知らなかったのですが、
おいおい泣きながら読みましたね…。
映画を観たくなって、
どこかで自主上映やってないかなぁと
探したら、
今週末岩手県で上映されるようで、
一瞬5時間かけて行こうか考えたくらい(笑)。
人間の幸せって
何なのでしょうね。
改めて考えさせられる本でした。
近頃は、
「40歳の壁本」を読んだり、
これまでの経験を考え合わせて
「やっぱり人とつながりを持ちながら、
健康で、収入も保ちながら
年老いていくのがいいよね」と
それが正解みたいに思っていました。
それがひっくり返されましたよね…。
「誰にも気を遣わず、
夫婦2人だけで自然のなかで
暮らしていくのが最高の幸せ」
という夫婦を丁寧に取材したこの25年を読むと。
もちろん、
夫婦がこの上なく仲良い関係だったから
「ふたりだけで」よかったわけだし、
80歳を超えて体の自由が
きかなくなってきた二人を献身的に
支えた娘さん家族たちの存在があるから、
この生活は成り立っていたわけで、
「つながりはなくていい」ことは全くないのですが。
ゆるく、広く、つながっていくのって
いいよね、という今どきの感覚と。
最小限の範囲の人たちと、
これでもかというほど濃く付き合っていたふたり。
私はどっちを本当は求めているのだろう…
すごく、考えたし、
その答えは、直感では分からない。
作者であるディレクターさんが
たどりついた
「ふたりが山へ帰りたがった理由は
郷愁だけでなく“農”でもある」
という答えも、ものすごく納得で。
「人間、食べてゆくだけのものは、
自分でつくらんといかん―」
じいちゃんはそう言って、
田畑を耕して食べ物を作っていたそうです。
もちろん、町へ降りて、買い物もするのだけれど。
広い人付き合いがなかったとしても、
変わりゆく自然のなかで、
「手をかけて、野菜などを育て、
その成長を楽しみ、その命をいただく」
という「自然とのつながり」があったから
何も寂しくなかったのかもしれませんね。
例えば、都会の家に夫婦2人で籠っていたら
こうはいかなかったのかも。

そして、たくさんの方が、
寅夫じいちゃんとフサコばあちゃんの
テレビや映画を観て、
自分の親や祖父母など、
大切な人のことを思い出した、というように、
私も大阪で暮らす
自分の母のことを思い出していました。
全然、
親孝行できてない。
最近は、
障がいのある姉の今後のことについて
意見が対立して
険悪になるばかり。
私自身は、
じいちゃんとばあちゃんの
残り少ない人生に寄り添いたいと、
大阪から山口へ戻った
三女さんご夫妻のような決断は
できる気がしなくて。
そんな自分に嫌気がさしたり、
仕方がないと思ってみたり。
複雑な気分になりますね。
母の幸せって何なのだろう…。
この「ふたりの桃源郷」を読みながら、
自分が、ここに登場する
いろんな人の立場になって
あれこれ考えを巡らせている自分に
気が付きました。
フサコばあちゃん、
山口に帰った三女さん、
帰らなかった長女、次女さん、
ディレクターさん。
人って、自分の気持ちだけでいろいろ
決めていけたらラクだけど、
実際はそんなことほぼなくて、
周りの人や環境に心を砕かないと
いけないことってたくさんありますよね。
だから一途に
「山へかえりたい」という
寅夫じいちゃんとフサコばあちゃんが
余計に魅力的に感じるのかな。
これからの人生について
悩める夫にも
勧めてみようと思います。
Haruneさん、すてきな本のご紹介を
ありがとうございました。
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ココロ ツムグ研究所かげいろは
栃木県宇都宮市で
取材執筆業を中心に
「お客様の人生のストーリーを紡ぐ」ことを
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