全国規模の大会なんて出ない、と言っていたのですが、
1.2年生の部というのがあるのなら…
(自分より上級生と戦うよりチャンスがある)という理由で、
出場してみようという気になったようです。
東京の会場まで一度下見に行ったりしているうちに
ちょっとテンションも上がってきたようで、
街でノースフェイスのTシャツやバッグを持っている人を見かける度に
「ノースフェイスカップ」と私にこそっと囁いてくる息子。
かわいいなぁ。
親としても、こんな大きな大会は初めてなので
勝手が分からない。
選手が課題をクリアしている様子を
リアルタイムで会場のスクリーンやネットを通じて見られて、
予選通過のボーダーラインに対して
今自分がどの辺にいるかがその場で分かるのです。
コンペスタート。
60分内に10課題をいくつクリアできるかで競います。
息子は簡単な課題は順調にクリアしていきます。
このあたり…
前半30分くらいで、息子のクラス、9人中予選通過3人に対してトップ。
結果がリアルタイムで見られる分、こちらもドキドキが増します。
が…
残した難しめの課題3つにチャレンジしていく中で、
息子の心はぽきっと折れてしまいました。
途中まではいくものの、クリアできない。
リアルタイムリザルトで息子自身も
ライバルたちが追い上げてきている様子が見えます。
「もうムリ…」泣きだす息子。
もう列に並ぶこともやめてしまいました。
残り5分で4位だった子に逆転されてしまいました。
結果、予選通過の3位まであとゾーン1つ分だけ足りず、予選敗退。
(1つの課題を最後までクリアできたらTOP,
その途中でZ1→Z2でポイントがもらえます)
あれは…落ち着いていればクリアできていた課題だったと思う。
息子は、途中、ぽきっと折れて溢れ出てきた涙から、
コンペが終わると悔しさと怒りのような感情から、炎のように怒り狂ってしまい、
地団駄は踏むし、ゼッケンはくしゃくしゃにして投げ捨てるし、
もう、残りの大人の人たちのコンペを観戦する余裕はありませんでした。
早々に会場を後にするも、
まだ気持ちが落ち着かず、車内で泣き続ける息子。
こういうとき、母親はよしよしと抱きしめたくなるのですが、
父親は、あえて現実の厳しいことを言わねばならぬと思うようです。
いつもはヘラヘラしている夫ですが、
明らかにメンタルの問題で負けてしまった息子に
厳しい言葉を掛けます。
あのとき、試合を放棄したことは本当にダメなことだ。
ライバルたちは、諦めずに何度も何度もチャレンジしていた。
結果じゃない、あの態度がダメだった。
夫も悔しかったみたい。
そして、落ち込んでいる息子の傷に塩を塗り込むようなタイミングだと
分かってはいるけど、今後のことを思うと言わずにはいられなかったみたい。
難しいですね。
親がどう接していくのがいいのか、
親自身も手探りだから。
そんな状態でしたが(笑)
せっかく東京まで来たし、まだお昼だからと、スカイツリー見物に行くことに。
お昼を食べていると、やっと息子も落ち着いてきたみたい。
岩のような壁を見つけて、相変わらず登ろうとする息子の姿を見て
ほっとしました。
ボルダリング、嫌いにならなければいいな。
「わ~東京はビルばっかり!普通のおうちが全然ない!」
栃木の子らしい発言(笑)。
雲の隙間から覗く夕日が、ビルの一部分だけ照らす様子は
とても幻想的。「天気の子」の世界でした。
ライトアップされたスカイツリーを見ながら帰路につき…










