整理収納を通して
心地よい空間づくりのお手伝いを。
栃木県宇都宮市の「片付け相談所かげいろ」 

石原智子です。

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夏休み前に、小4娘の読書について考えることがあり、

そのときのブログ↓


 

この夏、私は

「自分が児童書の名作を読もう!」と決めて

お友だちに教えてもらった本いくつかと、

私が読み損ねているなぁと思っていた「モモ」を読みました。

 

 
ハードカバーの本には
「時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた
女の子のふしぎな物語」と
副題がついています。
 
完全なファンタジーなのだけど、
どきっとさせられる小説でした。
 
ある日、町の人のところ時間どろぼうがやってきて、
「時間を浪費していないか?
時間を倹約して時間銀行に預ければ
時間の利子をつけてお返しする」
という話で人々を納得させ、時間を奪っていく。
 
1日数時間を「節約」することになった人たちは
気持ちに余裕がなくなって、
ただ効率だけを重視して、
もっと早く!もっとたくさん!「無駄なこと」は一切しない!
という気持ちで仕事もプライベートも過ごすようになりました。
 
そうすると、怒りっぽく、落ち着きのない人に
なっていったのです…。
 
この導入を読んで
どきっとするのは私だけではないはずです。
 
 
世の中、「効率化」「時短」は何をするにもキーワード
になっている気がします。
 
そこで何か大切なことを忘れてしまっていないか?
常々自分に問いかけないといけないなぁと
この本を読んで改めて思いました。
 
 
私たち整理収納アドバイザーが仕事をする上でも
「効率化」「時短」は大きなテーマになります。
 
でも、必要以上の効率化、
必要以上の時短は心の余裕をなくす、
ような気がしなくもない。
 
例えば「時短クッキング」は、
料理にかける時間を短くする代わりに、
素材に向き合う時間とか、じわじわ味が染みていく過程とか
そういう大切なものを逃してはいないだろうか。
(私は料理に詳しくないので、イメージなのですが)
 
整理収納も「時短」を叫ぶあまりに、
家族との時間を削いでしまってはいないだろうか?
 
子どもが何でも自分でできてしまうシステムをつくり、
それに小さい頃から乗せてしまうこと、
とっても有意義でママも大助かり!だと思うけど、
親子が向き合う時間を削ってはいないだろうか?
 
親子でしゃべりながら一緒に洗濯物を畳み、
そこじゃない、こっちだよと一緒に定位置に戻す、
そういうゆったりした時間ってものすごく大切なのかも。
 
そんな余裕ないよ!と
たくさんの人に叱られそうですが、
何かを手放してでも、そういう時間、手に入れられないかなぁ…
 
たくさんのことをしようとすると、
ひとつひとつが忙しくなりますね。
 
そんなに欲張らず、
限られたことでもじっくり味わえる人生が
私には合っているのかなぁと感じます。
 
 
円形劇場跡に住む、身よりのない女の子「モモ」は
自分からたくさん話すわけではないけれど、
モモに話を聞いてもらった人は、のびのびと自分の思っていることを
語ることができて、更には自分では気づいていなかったことに
気づかされたり、頭の中が整理されたりするのです。
 
あー私はモモになりたいなぁ。
 
うんうん、と話を頷いて聞いて、周りの人の気持ちを
楽にできるような人。
 
そして、いざとなれば果敢に悪に立ち向かえる人。
 
かっこいいなーモモ。
 
 
みなさんは時間の使い方に関して
自分のポリシー持っていますか?
 
気が付かないうちに、時間どろぼうに盗まれていませんか?
 
 
モモ…すごくよかった。
娘に読ませたい云々ではなくて、自分がどっぷりハマってるっていうね。
学びの多い本でした。
 
 
そういえば、北海道にも本を持って行って
短い時間だったけど、「草原で読書」しました。
「みどりのゆび」を読みました。
最高に贅沢な時間でした。