「NTTドコモが上場廃止になるようですが、どうしたらいいですか?」と、読者さんから質問をいただきました。



NTTドコモはNTTの子会社になることが決まり、公開買い付け(TOB)が行われました。


で、この公開買い付けというワードが、結構誤解されることが多く、証券会社で働いてたときには、「新しく買うってこと?」などと聞かれることがよくありました。


実は逆で、誰が経営権を手に得るために、私たち個人株主が持ってる株を、「まとめて買い取りたいので、売ってください」という意味です。



で、公開買い付けには、大きく分けて次の2つのパターンがあります。


 

上場廃止になることが決まっている場合

今回のNTTドコモのように、どこかの会社が買い取って子会社になることに、その会社が同意してる場合は、公開買い付け後に上場廃止になってしまいます。



この場合、


①公開買い付け受け付けてる証券会社にデータを移して、手続きをする。


②そのまま市場で売却する。


③何も手続きせずに、上場廃止後に買い取ってもらう



のいずれかになり、そのまま持ち続けることはできません。



このパターンだと、公開買付価格が発表されると、市場で取引する値段もそこに近づいていくことが多いと思います。


その場合は、わざわざ別の証券会社に移すのが面倒なら、そのまま売却するのもありかもしれません。


ちなみに、今回のNTTドコモの場合、12月24日に上場廃止になりますが、まだ株を持ってる人は、NTTに買い取ってもらえるようです。





その会社が公開買い付けに同意していない場合

最近だとコロワイドが大戸屋ホールディングスを買収したように、敵対的TOBというのがあります。



A社が「B社を公開買い付けします」と発表して、B社はそれに反対して、また別の会社が出てきてもっと高い値段を提示する…など、揉める場合もあります。


この場合、どんどん値段が吊り上がっていくこともあれば、公開買付期間が終わっても、それに応じる人が少なかったりして成立しなかったりすることも。





どちらにしても、まずはどうするかを決めるために情報を集めたり、証券会社に問い合わせるなどして、決められた日までに手続きしておくのがお勧めです。


特にネット証券の場合は、メールやメッセージなどを見逃してしまわないように、気をつけてくださいね。










 

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