橘玲氏の「人生は攻略できる 君たちはこれからどう生きるか」を読みました。
若者向けに書かれたこの本では、人生をロールプレイングゲームだと考えて、幸福になるというゲームのゴールにたどり着くための攻略法が書かれています。
若者ではない私にとっても、目から鱗の話がたくさんありました。
例えば、伽藍(がらん)とバザールについて。
伽藍とは、「お寺のお堂とか教会の聖堂のように、壁に囲まれた閉鎖的な場所」、バザールは「誰でも自由に商品を売り買いできる開放的な空間」と定義されています。
閉鎖的な伽藍では、一度失敗して悪評がつくと挽回が難しいことから、リスクを取らないで無難にこなそうとします。
それに対してバザールでは、周りと同じことをやってても目立たないし、うまくいかなければ別の場所に移ることができます。
そうなると、「失敗を恐れず、ライバルに差をつけられるような大胆なことに挑戦して、一発当てる」という戦略が有効になります。
最初にできたスクールカーストがずっと続く学校生活や、定年まで勤めることを前提とした会社員生活などがこの伽藍に当たると、橘氏は指摘しています。
伽藍の中にいるとなると、理不尽ないじめや上司のパワハラに対しても、耐えるという選択肢しかなくなってしまいます。
でもそれがバザールなら、ここは自分の居場所じゃないと思えば、さっさとそこを出て別の選択肢を選ぶことができます。
かつては大企業という看板が大事だったので、どんなに理不尽な目に遭っても簡単に伽藍を出ることはできませんでした。
でも今は伽藍の中で守られてるつもりでもある日突然無くなってしまったり、追い出されてしまうかもしれません。
そうなると「失敗しないことを優先してリスクを取らない」というのは価値のあることではなくなってしまいます。
年齢を重ねると、過去の成功体験にとらわれて新しい価値観を取り入れることをしなくなる人もよく見かけます。
でも伽藍の中でリスクを取らない生き方をずっとしていくと、これから変化の激しい時代に取り残されてしまう。
これって若い人だけが考えるべきことじゃなくて、私たちの世代にとっても必要な考え方やなーと思いました。
では、どうすればいいのか?
…というわけで、人生は攻略できる…幸福というゴールにたどり着くには?②に続きます。
