
確定拠出年金とは、今までの年金とどう違うんでしょうか?
従来の年金(国民年金や厚生年金、または企業年金)は、みんなから集めたお金で誰かが株や債券を買ったり売ったりして運用してくれて、その結果についてはおまかせ、というものです。
ちょうど1年ほど前にマイナス金利という言葉が話題になりましたが、今は国債を100万円買って10年おいといても、100万円×0.06%×10年=6000円しか増えません。
よく日経平均が上がった下がったとニュースで言っていますが、株で運用するのは儲かることもあれば損することもあるので、常に充分なリターンを確保するのは難しくなっています。
思うようなリターンがなければ誰かが損をしたり、その年金自体が続けられなくなってしまいます。
これに対して、どうやって運用するかは自分の好きにしてください!というのが確定拠出年金で、大きく分けて会社が掛金を出してくれる企業型、個人が自分でお金を出す個人型があります。
この1月からは公務員や専業主婦など、個人型に加入できる対象者が増えたこともあり、個人型確定拠出年金にはiDeCoという愛称が作られました。
企業型にしても個人型にしても、自分で運用を指図するという形になるので、投資に慣れてないかたにとってはどう運用するか決めるのは、けっこう大変です。

特に企業型は、自分の勤務先が制度を導入したタイミングでいきなり始まってしまうので(事前に勉強会とかはあると思いますが)、よくわからないからリスクのある株や外国債券は避けて定期預金とかにしとこ~という選択をしがちです。
でも今は金利が低い上に制度を維持する手数料が引かれてしまうので、定期預金のままだと長期的にはお金が減ってた、ということになりかねません。
もちろん、リスクを取って運用すれば目減りする可能性はあります。実際に私自身、企業型を2001年から運用していましたが、リーマンショックのときには2割以上マイナスになりました。
それでも相場が高いときも低いときも長期に渡ってコツコツ続けることでリスク分散になるので、低いときにびびって運用をやめてしまわなければ、回復できる可能性は大きいと思います(私も今は当初からかなり増えています)。
実際にはリスクを取れるレベルを選べるようになっているので、最初はリスク小さめからスタートして、慣れれば少しずつリスクの大きなものにチャレンジしてみてもいいかもしれません。