春、本来なら専門学校を卒業し

社会人となる季節🌸


息子は目の前にある

卒業と就職先を放棄して

家を出て行った。



家を出て行ってから数ヶ月

息子は一度も家に戻ってこない。

どうしているのやら


賃貸契約の際に保証人となった主人は

不動産屋にお願い事をしていた。

もしも、家賃を滞納する事があれば、

直ぐに連絡して欲しいと。


その事を聞いていたので、

『便りのないのは良い知らせ』と

真面目に仕事している証だと安心した。



季節は秋から冬へ❄️

久しぶりに息子からのLINE

寒さに耐えられず

服や毛布を取りに行きたい

との内容だった。


そりゃ、そうだ。

春に家を出てた時には

冬物の衣類は持ち出していない。

エアリズムから

ヒートテックへ衣替えしなきゃね。



家出同然に

勝手に出て行ったのだから

母親として本来するであろう事、

細々としたものを持たせたり

食品を送ってあげたり


する気もなかったので

全くしていなかった。



衣食住の

衣類は自分で選別して、

当時、必要な物だけを抱えて行った。


食に関しては、

茶碗とコップ、お皿数枚お箸……

お一人様で使う物だけ。

調理道具や調味料などは、

近くのスーパーで

買い揃えたのだろう。

包丁だけは、高い良いやつを買った!

後から聞いた。


さすが、ラーメン屋でバイトした身。

自炊しようとする意気込みが違うね。


✴︎


人生、生きている中で

「無駄なことなんて何もない」

改めて確信できた瞬間。


独り暮らしのこの経験も

また、いつの日か役に立つよ。


クローバー


色々な思いを胸に

息子の帰りを待った。