心理カウンセラーの赤尾達也です。
何度か同じような話を書いていますが、あらためて書きます。
例えば、あなたが誰かに、自分が持っているオモチャを見せて手渡すとします。
その時、「これ、安物で大したものじゃないし、あんまり好きじゃないんだ」と言って、雑に手渡したらどうでしょう?
それを受け取った人は、そのオモチャをどんな風に扱うと思いますか?
「へえー、そうなんだ。そういえばあんまりいいものじゃないな」と感じて、きっとあなたが扱うのと同じように、雑に扱うと思いませんか?
では逆に、「これ、すっごく高価で大事にしていて、私大好きなの」と言って、とっても大事そうに手渡したらどうでしょう?
受け取った人は、「そうなんだ。そういえばなんだか素敵な感じがするね」と、あなたが扱っているのと同じように、とても大切に扱ってくれると思いませんか?
実はこれは、オモチャの話ではありません。
あなた自身の話です。
あなたがあなたをどう扱っているか、という話なんです。
あなたが自分を扱うのと同じように、他人はあなたを扱います。
だからもし、あなたが誰かからひどい扱いを受けているとしたら、あなた自身があなたをそう扱っていることに気づいてください、ってことです。
あなたが、自分はそんな風に扱っていないと思っていても、他人からのそういう扱いをあなたが受けいれていれば、同じことなんです。
嫌なことをされて、黙って我慢しなくてもいいのです。
やめて!と言ってもいいのです。
助けて、と誰かに助けを求めてもいいのです。
逃げてもいいのです。
もちろん、やり返したっていいのです。
理不尽な扱いを受け入れてはいけません。
あなたがあなたを守ってあげてください。
また、他人に遠慮して自分の感情や意志を抑え込まなくてもいいのです。
好きなものは好き、欲しいものは欲しい、やりたいことはやりたい、と言ってもいいのです。
遠慮や我慢も度が過ぎれば、自分をおざなりにしているということです。

ではなぜ自分を粗末に扱ってしまうのでしょうか?
これは、子供の頃、親や仲間から大事にされなかったことが原因です。
もしくは、親は親なりに大事にしていたかもしれませんが、あなたがそう感じられなかったということです。
暴力や虐待はもちろん、無関心や放任、忙しくて構ってもらえなかった、兄弟で差別された、などの状況によって、家族や家での居場所が無かったりすると、自分の存在価値や自尊心が低くなってしまいます。
そうすると、自分を大切な存在だと思えないわけです。
自分のことを優先になんてとてもできません。
成長して大人になっても、イジメにあったり、仲間外れにされたり、浮気や二股されたり、DVを受けたりしても、心の奥底で、そういう扱いを受けても仕方がないと思ってしまうんです。
というより、そう思っているからそういう目に遭いやすくなるんです。
極端ですが、「生まれてきてごめんなさい」というほどの強い罪悪感を持っていると、事故や病気になったりして、生死に関わるような出来事に遭遇しやすくもなります。
なので、
過去幼い頃、親がどれだけあなたをぞんざいに扱ったのだとしても、あなたが同じようにあなたを扱ってはいけません。
親があなたを大事にしなかったからといって、あなたまでもがあなたを粗末に扱う必要はないのです。
そして、他人に対してもそれを許してはいけません。
あなたを大切に扱わない人とは距離を取っても構わないのです。
むしろその方がいのです。
あなたはあなたを、そしてあなたの気持ちを大切にしてください。
あなたは自分を大切に扱っていますか?
今日も読んでいただきありがとうございます。