「もっとネガティブに考えろ」
「もっと斜めに物ごとを見ろ」
と私が直接担当しているAmebaのプロデューサー会議で
何度も言っているのですが、
なかなか根本的に変わってきません。
最近、これは当社のポジティブな人が多い社風の
意外な欠点なのではないか?
と考えるようになりました。
アイデアや企画を考えるとき、
自社のサービスやコンテンツを評価するとき、
「ほんとにこれでいいのか?」
「実は面白くないのでは?」
「大事なことを見落としてないか?」
何度も自問自答し、慎重に、注意深く
いろんな角度から観察することがとても大切。
ポジティブな人が集まると、
「いいよ、いいよ!」
「超面白い!」
などと、間違ったアイデアにも自信を深めさせる
空気を形成してしまう。
空気を形成とは、たとえて言えば、
深夜の企画会議でみんなナチュラルハイになって
「凄い企画が生まれた!」そんな気になってたのに、
よく朝、冷静に見て、
「あれ?どうしてこれが良いと思ったんだっけ
?
みたいな。
個々というより、ポジティブな人が集まって
空気を形成することが過度の楽観を生み出す
というのが私の仮設です。
誤解を生むのでは、と今回のブログ記事を
書くのに非常に躊躇したのですが、
仕事をするうえで、ポジティブな姿勢はとても大事です。
単にネガティブな人とは仕事をしたくない。
しかし、
ポジティブ(というより楽観的)過ぎる人が集まると、
重大な問題を見過ごす可能性があるし、
企画や戦略を深く考える機会を失ってしまう。
「バランスが大事」。
などという凡庸な言葉で締めたくはないのだけど、
明確な価値基準となるような表現が思いつきません。
『慎重で、懐疑的で、注意深く、
絶対に良いものを創るという強い意思』
そんな意識を持った人をもっと育てなければ。
『慎重で、懐疑的で、注意深く』がネガティブで、
根底に流れる『絶対に良いものを創る強い意思』
それがポジティブな姿勢なんだと思います。