というわけで
(ここ数日間の記事 の続きです)
わが夫(英国人)の父の牧場で
この春育児放棄されてしまった
可哀そうな仔牛は
人間側が引き取って育てることに。
「しかしお義父様、
粉ミルクで育てるとしても
この子は生後24時間
経ってしまっていますよね、
果たして初乳(分娩直後に
出る母乳のこと)なしで
育て上げられるものなのでしょうか」
仔牛育児における
初乳の重要性については
当ブログでもすでに述べているので
(こちらの記事 などご参照ください)
今回は省略することにいたしまして。
「わが義理の娘よ、安心するがいい、
この粉ミルクを見たまえ、
普通の粉ミルクに比べ色が濃いだろう。
これが『初乳粉末ミルク』だ!」
てれれれってれー!
お義父様素敵!
某ネコ型ロボットのようなたのもしさ!
- ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)/藤子・F・不二雄
しかしそんな便利な飲み物が存在したとは!
このリハクの目をもってしても見抜けなかった!
(ちょっと自分でも自分の文章が
よくわからなくなっている自覚はあります)
感動のうちに
初乳用粉末ミルクをお湯で溶き
哺乳瓶代わりの
洗浄済みワインボトルに詰め替え、
いざ出陣。
牝牛たちにさんざん邪険にされた
可哀そうな仔牛は、力なく
ぺたりと地面に座り込んでいました。
「さあ仔牛君、お待ちかねの食事の時間だ!」
しかし我々の言葉に対し
仔牛は喜びの色を見せることはなく。
「まあ仕方ないですかね、
仔牛にしてみれば我々なんて
何だこの貧弱な二足歩行の生き物は
って感じでしょうしね」
「お腹も膨れれば考えも変わるだろう、
さあ、仔牛、立ちなさい」
仔牛の腹部に手を回す義父、
が、しかし、義父の気持ちなど知らぬ仔牛は
末期の悲鳴もかくやとばかりの
痛々しい叫び声をあげまくるのであった。
「知らない人が見たら間違いなく
我々が虐待者に見えるでしょうね」
「これだけ泣き喚けるというのは
悪い兆候ではない、さて、
ちょっとワインボトルを持っていてくれたまえ」
仔牛の口に指を入れると
舌をぐいぐいと押して刺激を与える義父。
「む、これくらいでいいだろう、
ではワインボトルを渡してくれたまえ」
仔牛の唇の間に差し込まれる吸い口、
固唾を飲んで見守る義父と私、そしてわが夫、
しかし仔牛は頑として
粉ミルクを飲もうとしないのであった。
「これはまた意志の強い子ですね」
「まあもうしばらく様子を見てみよう」
待つことしばし。
「・・・父さん、このままこの仔牛が
嚥下を拒否し続けたらどうするの」
「ふっふっふ、その場合は
秘密兵器『胃チューブ』が登場だ、
わが義理の娘よ、興味があるだろう」
「ないわけじゃないですけど、
どうせ仔牛にミルクをやるなら
チューブよりもボトルでやりたいものですね」
「しかし仔牛はミルクを飲みませんね」
「ふむ、あと少し待って
改善が見られなかったら
チューブを使用しよう。
ところで息子、私は腰が痺れてきた。
牛を抑える役をかわりたまえ」
これをいい機会と暴れまくる仔牛。
「元気ですねえ、生後以来
食事をとっていないとは信じられない」
「妻、ちょっとワインボトルを頼みます、
僕に考えがあります、
この仔牛をおとなしくさせてみます」
そう言って仔牛の首を撫ではじめる夫。
いや・・・気持ちは買うが
牛は猫とはまた違う生き物じゃない?
しかし夫の直観は正しかった!
首を撫でられるうちに
体の緊張を解いた仔牛は
そのまま素直に口元に差し込まれた
粉ミルクを元気よく飲み始めたのであった!
すごいぞ夫、
陰でコンボイ司令官とか
呼んでいて悪かった!
このDVD、最近よく
ブログに張り付けていますけど
・・・なんか・・・本気で
買いたくなってきちゃったんです・・・
恐るべし刷り込み効果・・・
というわけで、仔牛の話、続く!
それにしても仔牛は可愛い
私の今の密かな願望は
あの黒いくるくる巻き毛を
櫛で丁寧に梳かしてあげることです
せ、専用のブラシとか
どこで手に入るのかしら?
馬用ブラシじゃ駄目かしら?
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