わが祖父を日夜悩ませている(前述

私の滞在ビザ更新の進捗状況。


更新申請書類一式は

すでに提出済みでございます。


書類は重ねると

約5センチの厚みを誇りました。

ペーパーワークのほとんどは

夫(英国人)がやってくれたのですが、

こういう協力者を持たないで

自力でビザを申請する人は大変だろうなあ・・・

話によると、ビザ申請に必要な書類を

代理で作成することを主な仕事としている

法律家などが存在するらしいです。

確かに需要はどっさりあると思う。


さて、この申請書類一式は

絶対に郵送しなくてはならないのでした。

内務省への直接の持ち込みは

禁止されているそうな。

個人情報絶賛紛失中のこの国で(詳細はここら で)

それはないのではないか・・・

しかし文句を言ってもはじまらない。

せめて郵便局で書留にしてもらいました。


家にいながらにして配送記録を

インターネット上で確認することができる、

技術の進歩に感謝であります。

書類はどうやら無事に内務省に届いた様子。


「しかし書類が内務省に届いたからといって

担当者がそれに目を通してくれたという

証拠はどこにもないよね」

と思わず悲観論に身を浸しそうになったそのとき

夫に咄嗟の機知がきらめきました。

「そうだ!クレジットカード会社に電話しよう!」


この人は何を言っているのか、と

一瞬彼の思考を疑ったものの、詳しく話を聞いてみると

「更新手数料はカードで支払いたい、

と書類に記入しておいたから、

カードの口座からお金が落とされていたら、

それは内務省が

僕らの書類を読んだという証拠になるでしょ!」

冴えているねワトソン君!


確認した結果、

内務省ったら我々の書類が届いた翌日に

さっさと更新料を引き落としていたのであった。

仕事が速いのはいいことです。


「でもさ、手数料が引き落とされたからといって

それを審査が開始された証拠であるとする

論拠はどこにもないよね。

お金だけ取って仕事は後回し、という事例は

世間には山ほどあるわけだし」

とか言いたい気持ちをここはぐっとこらえよう

・・・などと遊んでいた先日、内務省からお手紙が。


実はわが夫は

「お願いですから

審査を速やかに実施してくださいますよう。

わが妻はビザを一日でも早く欲しいのです。

何故なら妻には、極東の地東京で

病の床についている

最愛の祖父がいるのです、云々」

という持てる叙情センスのすべてを駆使して作成した

素敵なカバーレターを書類に同封していたのでした。

名づけて「係員だって鬼じゃない、ここは一発お涙頂戴作戦」。

手紙の内容に嘘はないので

これくらいの小技は許して欲しい。


そんなわけで内務省からのお手紙、

わくわくしながら開けてみましたら

「申請書類、受け取りました。

これから審査を開始します。

書類に同封されていたお手紙も読みました。

しかし残念ながら私どもとしては

『そんな大事なお祖父様が貴方にいたとは!

じゃあ審査をクイックモードで進めるね!』

とは答えられないでしょう、常識的に考えて。

ここから先は運次第。じゃあそういうことで(大意)」


・・・まあね、ある意味これは正しい反応だと思うよ。

むしろ「申請書類、届きました」と

こっちに教えてくれたのは非常に親切だ、と思ったよ。

「縁起の悪いことは言いたくないけど

もし万が一お祖父様の身に何か起こって

すぐにでも日本に帰国したい場合は

次の電話番号に連絡してね!遠慮すんな!(大意)」

とも書いてくれていたし。


そういうわけで私としては現在

内務省を信じて、じっと

次の報を待っているのでした。