夫(英国人)と結婚する前の
私のクリスマスの恒例行事は
「祖父と一緒にナスを食う」
というものでありました。
何故か毎年私は
クリスマスとなると祖父と一緒に
ナスのフライだとか
ナスの煮びたしだとか
ナスとピーマンの炒め物だとか
そういうものを食べていました。
クリスマスということで
私は楽しく手酌酒。
はいっそこっ
「切ねえー」とか言わない!
そして晩餐の途中で
ふと祖父は箸を止め
「おい、ところでお前の妹はどうした?」
「・・・何か用事があるみたいですよ
(たぶんクリスマスデート)」
「そうか。お前の弟その1はどうした?」
「・・・奴も何か用事があるみたいですよ
(たぶんクリスマスデート)」
「じゃあお前の弟その2はどうした?」
「・・・あっちも何か用事があるみたいですよ
(たぶんクリスマスデート)」
「そうか。暇なのはお前だけか」
注:祖父に他意はない
わが両親と
普段は毒舌な祖母は
礼儀正しく聞こえない振り。
優しさは時に人を傷つけるよね・・・
結婚前の最後の年なぞ
クリスマスイブの晩に
「祖父主催の忘年会兼慰労会」に
たったひとり
孫代表として出席ですよ。
宴たけなわ、当然のように祖父
「ところでお前、妹と弟達はどうした?」
「何か用事があるみたいですよ
(たぶんクリスマスデート)」
「ほかのいとこ達は来れなかったのか?」
「皆どうも用事があるみたいですよ
(たぶん全員クリスマスデート)」
祖父のお仕事関係者の
微妙な笑顔が忘れられません。
宴席に出たナスの煮物が
妙においしかったのが記憶に残っています・・・
さて昨年に引き続き
今年も私は夫の実家で
クリスマスイブの今宵
正統派イングリッシュ・クリスマス・ディナーを
これでもかとばかりに
胃に詰め込む予定ですが
・・・なんかナスを食べたいんですよね。
妙な刷り込みであります。
では皆様
よいクリスマスを。