「手術しかないんだろうか?」
今ほどまだネットの普及が少なく情報も少ないまま
本を買って読んだし調べたり
自分で出来る限りのことはしました。
セカンドオピニオンとして
もう一つ病院に行って診察していただいたり
話を聞いて相談してもらえるところにも行きました。
でも、どうやら手術しかないらしい
という結論にたどり着きました。
とりあえず自分で調べれるだけ調べたのだから
仕方ないであろう、と
手術に踏み切ったのは35歳でした。
手術の内容としては
まず腹腔鏡手術といって
お腹に3か所穴をあけてそこから癒着している部分を取る
でもお腹を見た時点で癒着がひどければ開腹手術に切り替えて
癒着を取る、という方法でした。
全身麻酔の手術になるため
広島の実家の母に連絡して来てもらうことにしました。
ひんやりした手術台に上ると
BGMにクラシックが流れていました。
麻酔をかけながら「ひとつ、ふたつ・・・」
と数えていると
「ああ、ドラマみたい・・・」
と、思うと意識は消えていました。
目が覚めたと同時に
ものすごい痛みに襲われました。
後で聞くと、癒着がひどくて腹腔鏡で穴を一つ開けた時点で
無理、とわかり急きょお腹を切ったのでその痛みが
麻酔が切れたと同時にやってきたのです。
どえらく痛かった・・・
お腹にはおへその下に2センチ、
おへその右下に5センチの手術跡が残りました。
それでも先生が、独身である
ということ考慮してくれて傷が目立ちにくいよう
横に切ってくれた、とのこと。
本当は縦に切る方が
痛みは少ないけど、傷跡が目立つということでした。
ただ傷は傷。
まだ独身だったわたしには
少なからずショックでした。
まぁ、「傷物」とは思いませんが
なんとなく気が引けますよね。
でも、とにかくこれで子宮内膜症と
お別れなんだ~!
と、思いましたが・・・
甘かった。
その後はまた再発しないように
と治療をすすめられ先生と相談の上
1か月に一度生理を止める注射を半年ほど続け
生理を止めて様子を見ました。
生理が来ないのはうれしいのですが
強制的に生理を止めるので
もれなく副作用として
更年期障害のような症状がでたり
吹き出物が出やすかったり体重が増加する可能性もあるかも?
と、いう事でした。
わたしの場合、吹き出物や体重増加はほとんどありませんでした。
たびたびではありませんでしたが
少し気になる程度に
冬なのに急に頬が暑くなったり
体温が急上昇したりしたことは何度かありました。
「ああ、これが更年期障害なのね・・」
と、少し予習した気になり
それでも生理がない方がうれしかったくらいです。
これくらいであの痛みがなくなるならいいや
と、いう気持ちでした。
それだけ辛い痛みだったのです。
手術と半年間の治療が終わり
先生にまた
「これで完治したわけではないですからね。
閉経するまでは、再発する可能性はあります。
ですから、早く結婚して妊娠して下さいね」
「あ~、はい。
わたしもそうしたいです~~!」
だって結婚して子どもが出来て
て、その当時の一番の望みでしたから
それができて、その上内膜症さえ治るなら
万々歳だわ!
そして1年後、めでたく結婚し
まもなく妊娠しました。
そうやってしばらく内膜症は
うんともすんとも言いませんでした。
だから勝手に治ったんだ
と、思い込んでいたのです。
ところが・・・
忘れたころにまた
内膜症さんはやってきたのでした。